- 安倍晋三と日本の大戦略
-
21世紀の「利益線」構想
日経BP 日経BPマーケティング
マイケル・J.グリーン 上原裕美子- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784296114269
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 科学的に証明された自分を動かす方法
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年02月発売】
- ネットワークパワー日本の台頭
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2024年07月発売】
- ヴィジュアル版世界幻想動物百科普及版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2023年12月発売】
- マナーとエチケットの文化史
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2013年06月発売】
- The World
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2021年10月発売】
[BOOKデータベースより]
吉田ドクトリンとの決別。「自由で開かれたインド太平洋」構想、海洋パワー・日本―。安倍政権が成し遂げた日本の外交・安全保障戦略の大転換。日本研究の俊英が歴史的文脈のもとに、その実相、意義を明らかにする。
序章
[日販商品データベースより]第1章 近代日本のグランド・ストラテジーにおける歴史的ルーツ
第2章 中国
第3章 アメリカ
第4章 インド太平洋
第5章 韓国
第6章 対内バランシング
終章 吉田ドクトリンの終焉
「自由で開かれたインド太平洋」構想、海洋パワー・日本――。安倍政権が成し遂げた日本の外交・安全保障戦略の大転換。日本研究の俊英が歴史的文脈のもとに、日本の対外関係、国内政治動向の分析を通じて、吉田ドクトリン以来となる画期的な日本のグランド・ストラテジー誕生の実相、意義を明らかにする。
著者は語る――。
「日本のグランド・ストラテジーに安倍がもたらした転換は、近代アジアの国際関係において最も重要な発展の一つである。それがどこから生じ、どのように進行したか理解することで、中国がより支配的となりつつある二一世紀における『破局なき競争』の見込みについて、私たちが正しく評価していく手助けになるだろう」(序章より)
「安倍のグランド・ストラテジーは軍国主義への回帰を表すものではなく、むしろ明治時代のリーダーたちが謳っていた世界主義の海洋国家としてのビジョン――アジア大陸を征服することで日本の安全保障が堅牢になると考えた愚かな軍国主義者や国粋主義者によってかき消されてしまった――の実現である」(日本語版への序文より)
「冷戦時代において吉田茂がそうであったように、戦略的思考の新しいメインストリームを安倍が形にしたのである。……その戦略を支えるロジックはきわめて強靭で、日本がこれから数十年にわたりアジアで果たす役割の針路を定めるだけでなく、アメリカ、オーストラリア、その他の日本に近い同盟国やパートナー国の戦略を形成するものでもある。『ワンマン宰相』と呼ばれた吉田茂でも達成することのなかったレガシーだ」(日本語版への序文より)