この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ネイションという神話
-
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2024年05月発売】
- 校友会雑誌にみる「帝国日本」「植民地」「アジア認識」
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年05月発売】
- ラグタイムを弾こう!〜エンターテイナー他 やさしいアレンジからあこがれの原曲まで〜
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2022年11月発売】
- 新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術 第2版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2024年06月発売】
[日販商品データベースより]
古墳時代から飛鳥時代にかけて地域を支配した国造をてがかりに、ヤマト王権の成立を解明する
国宝『海部氏系図』の研究・翻刻を付すなど、系譜研究にも寄与。ヤマト王権と豪族の実像を知る基本文献
●国造制(こくぞうせい/くにのみやつこせい)は、飛鳥時代(およそ6〜7世紀)に実施されたヤマト王権の地方支配制度である。ヤマト王権は政治的関係を結んだ各地の有力氏族を国造に任命し、その支配権を保障した。それに対して、国造はヤマト王権へ物資や労働力を供給し、戦時には軍事行動に参加した。
●こうした国造制の解明は、ヤマト王権による地方支配の実態を考える上で上可欠であり、膨大な先行研究が蓄積されている。近年は、奈良盆地南部で飛鳥時代の遺跡が多く発掘され、当該期の政治過程に関する研究書・一般書が相次いで刊行されるなど、日本古代史の分野において世間の注目を集めている研究テーマの一つといえる。
●著者は、約20年にわたって国造制に関する研究を行っており、これまでに『国造制の研究―史料編・論考編―』(共編、八木書店、2013年)、『国造制・部民制の研究』(共編、八木書店、2017年)や、国造制に関する専論を含む『日本古代の氏族と系譜伝承』(単著、吉川弘文館、2017年)を発表している。
●本書は、以上の業績をさらに発展させ、特に国造が各地域をどのように支配したのかという問題に焦点を当てて、国造制に関する最新の研究成果をまとめたものである。
●既発表論文には大幅に加筆訂正。国宝『海部氏系図』の研究・翻刻を付すなど、系譜研究にも寄与。ヤマト王権と豪族の実像を知る基本文献。