- 仇討ち異聞
-
大江戸閻魔帳 八
講談社文庫 時代小説文庫 ふー86ー8
- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065328019
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[BOOKデータベースより]
青山麟太郎はとにかく人が良い。今日も行き倒れの信濃浪人の面倒を見ている。鈍色のいい刀を持つその浪人は、父の敵討ちを宿命づけられた若い相良恭之介を捜していた。麟太郎は浅草の食詰浪人の群れに、すさんだ恭之介を見つける。皮肉な運命が動き出す。人情が沁みる藤井邦夫の事件帖!
[日販商品データベースより]南町奉行根岸肥前守も青山麟太郎を気にかけている。この麟太郎、事件ともなると、首を突っ込むだけでなく、奉行所も一目を置く冴えを見せる。
その一方で、閻魔堂赤鬼という立派な筆名をもつ戯作者でもあるのだが、地本問屋「蔦屋」の二代目お蔦がいくら発破をかけても原稿は遅れ気味で、戯作者としては、いまいちぱっとしない。
おせっかいな麟太郎が行き倒れていた浪人を救った。信濃浪人風間左門は知り合いの倅を探していた。それは、父の仇を討つため江戸に出てきて十年になる総髪の若者相良恭之介。だが麟太郎は、旗本御家人の馬鹿息子らと喧嘩をしている博奕打ちや食詰浪人たちの群れに、恭之介らしき若者がいることに気づく。仇討ちの旅はどうなったのか?
表題作をはじめ、一筋縄ではいかない四編の事件帳。
ベテランの多彩な筆が冴える、人情味ゆたかな書下ろし人気シリーズ。