- 新古事記
-
講談社
村田喜代子
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065326831
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
飛族
-
村田喜代子
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2019年03月発売】
-
焼野まで
-
村田喜代子
価格:748円(本体680円+税)
【2019年11月発売】
-
耳の叔母
-
村田喜代子
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2022年10月発売】
-
人の樹
-
村田喜代子
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2022年12月発売】
-
姉の島
-
村田喜代子
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2021年06月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
[BOOKデータベースより]
“われは死なり世界の破壊者となれり”オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン…。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。日系三世のアデラは両親にも物理学者の夫のおおよその仕事の内容さえ教えられず、住所を知らせることができない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。原爆開発の地に流れる密やかな平和な時間。
[日販商品データベースより]第二次大戦日米開戦後のアメリカ。オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン……。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。
咸臨丸の船員だった日本人の血を受け継ぐ日系三世のアデラは両親にさえ物理学者の夫の仕事の内容を教えられず、住所を知らせることもできない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。
「新しい世界は神じゃなく、人の子がつくる」――”われは死なり 世界の破壊者となれり”
その小さな神たちが行き場を探して右往左往している。辺りは火火火火火火、赤いものがボウボウと襲いかかる。
世界は戦さの火だらけだ。火火火火火火が荒れ狂う。小さい神々は蟹のように火火火火火火に追われて逃げ惑う。
山の神も火火火火火火、川の神も火火火火火火に包まれ、樹木の神も立ったまま火火火火火火に焼け焦げていく。
焼け滅ぼされていく。