内容情報
[BOOKデータベースより]
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イギリスのウィンザーガーデン三十二番地にある家でくらしているのは、ブラウンさん一家と家政婦のバードさん、そしてペルーからやってきた小さなクマのパディントン。家事をしたいパディントンは、じぶんのやることリストをつくってもらえるなんて、ゆめみたいだとわくわくしています。ところが、まちがってブラウンさんたちのリストを読んでしまったので、さあたいへん！
のマークが目印です。
ペルーからはるばるロンドンへやってきた小さなくまのパディントン。たまたま出会ったブラウン夫妻の家に迎えられ、夫妻とその子どものジョナサン、ジュディ、家政婦のバードさんと一緒に暮らしています。ブラウンさん一家は家族全員で家事を分担していて、それぞれにやることリストがあります。自分も当然家事を分担すると思ったパディントンでしたが、やらなくていいと言われがっかり。その様子を見たブラウンさんたちは家族会議を開き、パディントンにもやることリストを作ります。それは「マーマレードをつくること」です。次に日の朝、自分のやることリストを作ってもらって大喜びのパディントンは、張り切って家事を始めようとします。しかし間違って、自分のリストではなく他の人たちのリストを読んでしまって……。マーマレードが大好きなことで親しまれている「くまのパディントン」のおはなしシリーズは、65年にわたって世界100カ国以上で出版されているイギリス発のロングセラー児童文学。この作品をもとにしたアニメーション「パディントンのぼうけん」が2019年より世界各国で放送され人気を集めています。日本でも現在NHK-Eテレにてレギュラー放送されています。そのテレビアニメが絵本になりました。いつも好奇心旺盛で親切なパディントン。良かれと思ってやったことが裏目に出てしまうこともあるのですが、いろいろなことに挑戦し、まわりの人たちを巻き込んで幸せにしてしまう不思議な魅力の持ち主です。パディントンが大好きな子はもちろん、まだパディントンを知らない子にもぜひ出会って欲しい一冊です。
（絵本ナビライター 出合聡美）
【情報提供・絵本ナビ】