- ロシア・アヴァンギャルド
-
未完の芸術革命
ちくま学芸文庫 ミー29ー1
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2023年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480511898
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[BOOKデータベースより]
既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。
1 “革命”まで―ロシア未来主義とフォルマリズムの成立(ロシア未来主義の出発;立体未来派グループの登場;「絵画そのもの」の探求へ;詩的言語と絵画の冒険;“モスクワ言語学サークル”と“オポヤズ”;方法としての芸術)
[日販商品データベースより]2 十月革命と芸術(ロシアの赤い宴)
3 “革命”以後―レフは何を目指したか(「レフ」のプログラム;「生産主義者」の理論;十月革命後の“オポヤズ”;“レフ”の実践)
4 “革命”と“芸術”の死―メイエルホリドと演劇の十月(演劇の十月;ビオメハニカ;メイエルホリド劇場の命運)
5 結び(未完の芸術革命)
旧体制に退場を命じる如く登場し、社会主義革命と協調、やがてスターリン体制のなかで終焉を迎えた芸術運動。現代史を体現したその全貌を描く。解説 河村 彩===既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。===詩、文学、美術、演劇――革命を先導した芸術運動===【目次】@〈革命〉まで--ロシア未来主義とフォルマリズムの成立1ロシア未来主義の出発 2立体未来派グループの登場 3「絵画そのもの」の探求へ 4詩的言語と絵画の冒険 5〈モスクワ言語学サークル〉と〈オポヤズ〉 6方法としての芸術 A十月革命と芸術--ロシアの赤い宴B〈革命〉以後--レフは何を目指したか1「レフ」のプログラム 2「生産主義者」の理論 3十月革命後の〈オポヤズ〉 4〈レフ〉の実践 C〈革命〉と〈芸術〉の死--メイエルホリドと演劇の十月1演劇の十月 2ビオメハニカ 3メイエルホリド劇場の命運 D結び--未完の芸術革命注 あとがき 文庫版解説 政治革命に先駆けた芸術革命 河村彩 ロシア・アヴァンギャルド年譜 1893―1940 参考文献/ グループ・文集・雑誌・新聞索引 / 人名索引