- 「戦前歴史学」のアリーナ
-
歴史家たちの一九三〇年代
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784130230827
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ー原色ー日本島図鑑 改訂第3版
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2024年06月発売】
- 古記録入門 増補改訂版
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2023年07月発売】
- 歴史の本棚
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2022年08月発売】
- 議会を歴史する
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2018年08月発売】
- 歴史を歴史家から取り戻せ!
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2018年08月発売】
[BOOKデータベースより]
「戦前」を繰り返さないために。多様な歴史学が興隆し新たな担い手たちが登場した史学史上の転換期だった1930年代―「戦後歴史学」のネガとして忘却され埋もれてきた「戦前歴史学」の実像に迫る。
1 一九三〇年代の歴史学の「刷新」と黎明期の『歴史学研究』
[日販商品データベースより]2 「宮崎市定」の誕生―一九三〇年代の軌跡
3 一九三〇年代の歴史系学会と史学史ブーム
4 社会経済史学会の創立と一九三〇年前後の社会経済史研究
5 戦前東洋史学の展開と歴史学研究会の創立者群像
6 歴史学研究会と二つの皇国史観―平泉澄・吉田三郎を中心に
7 両大戦間期フランス歴史学界における危機と刷新―L・フェーヴルの視点から
8 「左派外交史学」の曙光―一九三〇年代日本のマルクス主義史家たち
戦後歴史学が批判すべき対象としていた「戦前」の歴史学について、その出発点を1930年代に生まれた新しい歴史学の潮流のなかに見出す。多様な歴史学が興隆するなか、そこで生まれた歴史学研究会と、それを牽引した歴史家たちがたどった戦中・戦後も射程に入れて、現代の歴史学が切りひらく視座を提示する。