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[BOOKデータベースより]
一九六六年のある寒い夜、ボルヘスは汽船の甲板に立ち、海に向けて一枚の硬貨を抛った。―『夜の潜水艦』僕は、この鍵はUSBメモリで、家はまだ完全な状態でこのメモリの中に保存されているだけなのだと想像した。―『竹峰寺鍵と碑の物語』奇妙なペンは、液状のオーロラで満たした試験管のようでもあった。―『彩筆伝承』僕の日常業務は雲の剪定やメンテナンス、広告の印刷、剪定所の運営維持だ。―『裁雲記』しなやかな始まり、雄大な続き、玄妙な転換、そして虚無の終わり。―『杜氏』変な感じがする、と彼女は言った。ちょっと感動するし、とても「ちゅんとする」ような気もする。―『李茵の湖』隕鉄は夜空の星屑だから、夜空そのものを煮つめた液体で焼き入れをしなければならない。―『尺波』彼の内心の聴覚はとても強く、楽譜を読みさえすれば音符の奥底に潜むイメージを見ることができた。―『音楽家』
[日販商品データベースより]潜水艦は永遠の夜を航行する。
イマジネーションの極まる、“その先”へ――
迷宮のようなプロットと東洋の美学が織りなす、
中国文学の新星による至高の作品集
「彼の作品に登場する人物の多くは、千変万化する世間のありようについてゆくことができず、自分の空想世界にひきこもることによって精神のバランスを保つ。彼らは、激動の変化を遂げ続ける中国社会の片隅に、ひっそりと、だが確実に存在する人々の姿を映しているに違いない。同時にそれは、この本を読む私たちの姿にもどこか似ているように思われる。」(訳者解説より)
「一九六六年のある寒い夜、ボルヘスは汽船の甲板に立ち、海に向けて一枚の硬貨を抛った。」と始まる表題作「夜の潜水艦」は、少年の空想世界が現実との境界線を失っていくという奇譚。「竹峰寺 鍵と碑の物語」で主人公の青年は、失われた実家の鍵はUSBメモリーで、家は完全な状態でメモリの中に保存されていると考える。……8つの中短編は、ひとつひとつ全く異なる世界を細やかに描きながら、大胆なイマジネーションで独自の文学世界を構築していく。中国の若者に大きな共感を呼んだ、新たな中国文学の潮流となり得る気鋭の作家、記念すべき初邦訳作品。
CONTENTS
夜の潜水艦 005
竹峰寺 鍵と碑の物語 031
彩筆伝承 079
裁雲記 103
杜氏(とうじ) 123
李茵(リ・イン)の湖 137
尺波(せきは) 163
音楽家 181
解説 254