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[BOOKデータベースより]
アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、認知行動療法、スキーマ療法など心理療法の効用についても掘り下げる、実録ノンフィクション。
第1章 「見えざる弱者」とは誰か―貧困・虐待・障害は目に見えない
[日販商品データベースより]第2章 機能不全家庭で育つということ―アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力―「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う―スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復―母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために―予防すること、孤立しないこと
機能不全家庭による貧困や虐待の連鎖を断ち切れ!
見えざる弱者・傷ついた者の回復の道とは?
アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、スキーマ療法など心理療法も経て、家族と絶縁するまでの道のりを描く、実録ノンフィクション。
私が育った家庭はいわゆる「機能不全家家庭」と呼ばれるものでした。家庭内不和により会話はほとんど無く、代わりに怒号が飛び交い、暴力による支配が行われているのが日常だったのです。死に物狂いで家から逃げ出したとき、20年以上続いた地獄がようやく終わったのだと、心の底から安堵しました。しかし現実とは残酷なもので、私はその日、気が付かないまま「第二の地獄」に足を踏み入れていたようです。(「はじめに」より)
「私がされていたことは、虐待だったんでしょうか」
この質問を心理士にできるようになるまで、カウンセリング治療を始めて約1年かかりました。いつも通り1時間のスキーマ治療を終え、荷物をまとめて部屋から出る寸前、一瞬ためらいながら、ようやく口から吐き出した言葉です。
心理士は私の質問に少し驚いた様子でしたが、じっと目を見て、はっきりとした口調で「100%、虐待だと思います」と答えました。
そのとき、これまで十数年にわたって自分にのしかかっていたものが、すっと消えていった気がしました。(「母との絶縁」)
【目次】
第1章 「見えざる弱者」とは誰か──貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ──アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力──「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う──スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復──母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために──予防すること、孤立しないこと