『罪と罰』ノート 増補

平凡社ライブラリー　９４４

平凡社
亀山郁夫　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2023年05月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784582769449

内容情報

[BOOKデータベースより]

ロシア文学を代表する小説「罪と罰」をドストエフスキー研究の第一人者が読み解く。登場人物に重ねあわされる聖書のイメージ、日付や名前などのディテールに込められた意図、作者が仕組んだ「二重構造」のプロット…。死に支配された物語を丹念にひもとき、ドストエフスキーが残した謎に挑む。

序論（一八六五‐六六年、『罪と罰』の時代；小説の誕生；『罪と罰』の起源）
本論（屋根裏部屋の「神」；引き裂かれたもの；ナポレオン主義または母殺し；棺から甦る；バッカナリアと対話；運命の岐路）
エピローグ　愛と甦り

[日販商品データベースより]

ラスコーリニコフを導いた「神の意志」とは何か？　繰り返される死のモチーフの正体とは？　ドストエフスキー研究の第一人者が会話や情景描写を読み解き、『罪と罰』の謎に迫る。