- ネイキッド〜身も心も、むきだし。
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- 価格
- 1,588円(本体1,444円+税)
- 発行年月
- 2023年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784883754946
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[日販商品データベースより]
ネイキッド、それは裸。
覆い隠すもののない、剥き出しの姿。
デヴィッド・バーンのトーキング・ヘッズの最後のアルバムが、「Naked」だった。
そのジャケットに描かれたのは、もの言いたげな表情でこちらを向いて、知性を感じさせる猿。
人は猿から進化したとされるが、人として纏っているもの、纏わされているものを脱ぎ去ると、結局は猿の姿になるのか。
纏うことで失われてしまうこともある。
心を閉じ込めてしまうことがある。
デヴィッド・バーンには「Buck Naked」という曲もあって、裸で州道を走れ、というフレーズから始まって、最後には、神からすれば心も何もかも裸同然、というニュアンスが歌われる。
だったらどうして、纏うことにこだわる必要があろう?
裸。だけど、他人の目線が意識された「ヌード」ではなく、ありのままの姿としての「ネイキッド」。
さあ、心の枷を解き放とう。身も心も裸になろう――そう訴えかけてくるさまざまなものたちを渉猟していこう。
◎主な内容
■巻頭図版構成/七菜乃・真珠子・村田兼一・ストロベリーソングオーケストラ・加藤かほる・ペイデフェほか
■ゲルハルト・リヒターの肖像、絵と映画●高槻真樹
■エゴン・シーレの歪なエロス●並木誠
■結城唯善インタビュー〓感情も記憶も曖昧な境地でみせる、かがやきを描く●日原雄一
■翼と裸体が秘めた開放への渇望●水波流
■ありのままの「脱ぎ恥」論〓ヘミングウェイの息子と映画『ブギーナイツ』にみるネイキッドの効用と悲哀●浦野玲子
■ニューエイジが残したもの●相良つつじ
■『まぼろしの市街戦』と裸のココロ●浅尾典彦
■公衆浴場インターセクション●本橋牛乳
■羞恥心考●志賀信夫
■異物としての裸体、異議となえる裸体、異事にいたる裸体●阿澄森羅
■森下くるみという在り方●八本正幸
■ビートルズ「LET IT BE...NAKED」は、裸に剥かれたのか●橋本純
■全裸生活レポート●eat
■三浦悦子・こやまけんいち・与偶・最合のぼる・岸田尚
ほか
◎特集以外でも、書評、映画評、舞台評、展覧会紹介、エッセイなど満載!
■足立正生監督『REVOLUTION+1』
■KING OF TATTOO 2023
■福岡インディペンデント映画祭2022
■異次元の映画少子化対策
■新・バリは映画の宝島/才人サソンコ
■中国語圏映画ファンが選ぶ2022年金蟹賞
■ロンブローゾの思想とその系譜
■立体画家 はが いちようの世界
ほか
■表紙=写真/七菜乃