咸錫憲におけるシアル思想の成立と展開

「聖書的立場から見た朝鮮の歴史」を中心に

関西学院大学出版会
朴賢淑　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2023年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784862833600

内容情報

[BOOKデータベースより]

序論　問題の所在と研究方法
第１章　３・１独立運動の体験と日本留学期（１９１９‐２７年）（植民地時代の歴史的な背景；五山学校での学び；関東大震災の体験と内村鑑三との出会い）
第２章　「朝鮮の無教会」としての活動期（１９２７‐４２年）（厳しい時代に教師として；『聖書朝鮮』の活動と同人たち；柳永模と矢内原忠雄の交流）
第３章　咸錫憲と『聖書朝鮮』誌（寄稿論文と時代的区分；連載論文「聖書的立場から見た朝鮮の歴史」）
第４章　預言者像と民衆思想の展開（預言者像の展開；「預言者」と「民衆」）
第５章　「受難の女王」を中心とした苦難の民衆史観（連載論文と「受難の女王」；「受難の女王」解釈の推移；「受難の女王」とシアル思想）

[日販商品データベースより]

韓国のガンディーと呼ばれ、民主化運動を導き、民衆宗教としてのキリスト教を体現した咸錫憲。彼のシアル思想の成立と展開を思想的に解明し、宣教論的な考察を試みる