- 久生十蘭作品研究
-
〈霧〉と〈二重性〉
和泉選書 197
和泉書院
開信介
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784757610644

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
島崎藤村
-
十川信介
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2012年08月発売】
-
夏目漱石
-
十川信介
価格:1,232円(本体1,120円+税)
【2016年11月発売】
-
漱石追想
-
十川信介
価格:1,155円(本体1,050円+税)
【2016年03月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
小説の魔術師、久生十蘭。十蘭の作品群は多様な文体、巧緻な構成といった小説技巧の面で高く評価されてきた。しかしながら、十蘭の作品世界についての網羅的かつ具体的な研究は未だ乏しいのが現状である。本書は、十蘭作品に頻出するモチーフを切り口として、その作品世界を明らめるものである。新資料を含む十蘭の創作全268作品を網羅的に調査・分析し、そこで得られた知見をもとに作品分析を行う。
第1章 久生十蘭作品群における“霧”モチーフ
[日販商品データベースより]第2章 久生十蘭作品群における“二重性”モチーフ
第3章 久生十蘭「鶴鍋」(「西林図」)論―敗戦と見立て
第4章 久生十蘭「予言」論―二重化された語り
第5章 久生十蘭「母子像」論―“二重性”モチーフと第二回世界短編小説コンクールにおける翻訳の問題
第6章 久生十蘭「湖畔」論―合理と非合理の「幻想文学」
補論 新資料・三澄半造名義の久生十蘭作品六篇について
「小説の魔術師」久生十蘭。その作品群は多様な文体、巧緻な構成といった小説技巧の面で高く評価されてきた。しかしながら、十蘭の作品世界についての網羅的かつ具体的な研究は未だ乏しいのが現状である。本書は、十蘭作品に頻出するモチーフを切り口として、その作品世界を明らめるものである。新資料を含む十蘭の創作全268 作品を網羅的に調査・分析し、そこで得られた知見をもとに作品世界の多角的・総合的解明を目指した。