- 今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065315118
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[BOOKデータベースより]
一九世紀後半、西洋は近代文明のモデルである一方で、独立を阻む脅威でもあった。この矛盾を乗り越えるために、福沢が重視したのが学問であった。グローバル化の始まりを目撃した蘭学者の軌跡。
第1章 蘭学との出会い
[日販商品データベースより]第2章 学問と自由の原体験―徳川日本と一九世紀オランダ
第3章 「国民」国家の論理―西洋兵学と独立
第4章 文明と独立―『西洋事情』『学問のすゝめ』『文明論之概略』
第5章 文明の源流としての蘭学―地方分権・情報の氾濫・アジア
一九世紀後半、西洋は近代文明のモデルである一方で、独立を阻む脅威でもあった。この文明と独立の矛盾を乗り越えるために、福沢が重視したのが学問であった。グローバル化の始まりを目撃した蘭学者の軌跡。
【本書の内容】
当たり前の常識を疑い、意見の異なる他者と討議する。それこそが自由な空間であり、社会は前進する――。
学問と政治のあるべき姿を求めた福沢の思索を辿る。
●演説・討論を生んだ徳川期の知的共同体
●大坂の片隅でグローバル化の原理を探る
●攘夷思想とは異なる福沢の「兵学論」
●自由と専制の戦いだった明治維新
●自由は不自由のなかに生まれる?
●統計学ブームの火付け役
●トクヴィルを援用した「地方分権」論
●メディアの発展が情念をかりたてる
●蘭学者の「脱亜論」
福沢自身、明治八(一八七五)年公刊の『文明論之概略』のなかで、儒学が主流であった徳川時代と、西洋文明が洪水のように押し寄せる明治日本とは大きく異なると指摘し、まるで一つの身体で二つの人生を生きているようだとして、「一身にして二生を経るがごとく」と評した。政治社会は、「革命」的に変わった。では、この大きな動乱のなか、なぜ福沢はそうした鋭く冷静な洞察を提示できたのか。それは、福沢が徳川期から「蘭学」を通じていち早く西洋学術に触れていたからに他ならない。歴史は重層的であり、江戸と明治を架橋する文化的鉱脈の持続と変容に光を当てる必要がある。
徳川日本は、文化的な成熟を背景に、部分的とはいえ世界に開かれていた。その際、当時の学者たちが世界の情勢や学問を知るための手がかりとしたのが、蘭学であった。西洋世界との出会いについても、開国期からではなく、江戸期の西洋学である蘭学に遡って考えなければならない。――「はじめに」より
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