- 理性と実存ー五つの講義
-
リベルタス出版 地方・小出版流通センター
カール・ヤスパース 越部良一- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784905208136
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 自衛隊最高幹部が明かす 国防の地政学
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年03月発売】
- オープンCAE「SalomeーMeca」構造解析 「弾塑性」「接触」解析編
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2016年02月発売】
- ドイツ進出企業の会計・税務・会社法・経営 四訂版
-
価格:6,710円(本体6,100円+税)
【2023年10月発売】



























[BOOKデータベースより]
キルケゴールとニーチェに対峙し、カント以来の伝統である「理性」を新たに引き受け、あらゆる思考の束縛を突破する「包越者」を説く、ヤスパース哲学の代表作。本書は、キルケゴールとニーチェの生きる根本姿勢を抉り出すことによって、その対立を表面的なものとする。また、カント以来の伝統である「理性」を、「実存」という見かけ上正反対のものと連関させる。その「理性」は、あらゆる有限な対象的思考を超越して「包越者」を開明し、すべての人との交わりを求めてゆくという、西洋哲学史上、新たな局面を開くものである。
第1講 現在の哲学的状況の由来(キルケゴールとニーチェの歴史的な意義)(歴史的回顧―現在の状況;キルケゴールとニーチェ ほか)
[日販商品データベースより]第2講 包越者(哲学的論理学の意味について。―包越者への問い。包越者の二つの様態。―哲学することのこの根本問題についての、歴史的な回顧。;我々であるものとしての包越者 現存在、意識一般、精神 ほか)
第3講 伝達され得ることとしての真理(包越者の広さから交わりによる結び付きへ。―人間と動物の比較。―交わりにおける真理。;我々である包越者における伝達 ほか)
第4講 理性的な思考の優位と諸限界(思考の優位についての問い;理性的な非論理 ほか)
第5講 現在の哲学することの諸可能性(キルケゴールとニーチェによってもたらされた情勢。―課題 例外に直面して例外としてでなく哲学すること。;理性と哲学的論理学 ほか)
大著『哲学』を完成させた後、ヤスパースは新たな歩みを始める。その記念碑的な一歩が、この『理性と実存(』1935年)である。本書は、キルケゴールとニーチェを並べて、いわば同じ仲間として、西洋哲学史上に位置づけ、ヤスパース自身の思想展開上は、「理性」と「包越者」を初めて明瞭に取り出した著作として特筆されるべきものである。その視点は独創的であって、キルケゴールとニーチェの、生きる根本姿勢を抉り出すことによって、その対立を表面的なものとする。また、カント以来の伝統である「理性」を、「実存」という見かけ上正反対のものと連関させる。その「理性」は、あらゆる有限な対象的思考を超越して「包越者」を開明し、すべての人との交わりを求めてゆくという、西洋哲学史上、新たな局面を開くものである。