- 福祉の起原
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- 価格
- 2,145円(本体1,950円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863292628
[BOOKデータベースより]
戦争と福祉。新たな「起原」は何度もやってくる。その可能性をつかみ直す。
序章 ゴーギャンの三つの問い
第1章 「福祉の起原」―起源と起原(起原をめぐる問い―なぜ「歴史」ではなく「起原」なのか;「福祉」の語源をさかのぼる;「福祉」を定義する二つの方法―エスピン=アンデルセンの『福祉資本主義の三つの世界』をめぐって;介護と福祉の社会化はどこへ向かうか―「宅老所よりあい・よりあいの森」から考える)
第2章 戦うことと戦う(「プラハの春」と「言葉と戦車」;投下と回心―イスクラ(火花)の行方;戦争をくぐりぬける―ヴィトゲンシュタインと「戦争」)
第3章 起原のあとの未来(銀河鉄道という謎;「雨ニモマケズ」のほうへ;選択肢の外にある可能性)
失われた可能性を求めて―あとがきにかえて
人々の心が、ある種の絆を求めているにもかかわらず、戦争や疫病などによって分断されていく。この複雑な世界で、さまざまな問題に接するとき、その解は、現実に与えられた選択肢だけではなく、その外側にもあるのではないか。戦争と福祉のはざまで、未来への起点となる「起原」は何度もくり返しやって来る。本書は、その可能性を見逃さず、つかみ直すために、「銀河鉄道の夜」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」を手がかりに、私たちに何が必要なのかを示す刺激的な一冊。
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