- さまよえる古道具屋の物語
-
- 価格
- 1,122円(本体1,020円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167920104
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[BOOKデータベースより]
挿絵と文がさかさまの絵本。硬貨投入口がない貯金箱。ポケットの底がぬけているエプロン。把手のないバケツ。その古道具屋の店主は、役に立たないものばかりを、押し付けるように客に売る。その目論見は何なのか?バブル以降激しく移り変わる世相を背景に、モノと心の間で翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く傑作長篇。
[日販商品データベースより]人はその古道具屋が、いつもの道にあることに、ある日ふと気づく。
中に入れば、要りもしないモノを、店主から無理やり買わされる。
そのモノは、持ち主に、ある時はラッキーを、ある時は災いをもたらすのであった――
第一話:「さかさまの物語」
1989年、春。秀は大学を中退し、弁当工場でアルバイトをしながら、小説家を目指している。
第二話:「金色の豚」
90年代半ば。30代の香奈は、かつて東京にいた頃、心の虚しさを埋めたくて、女占い師に貢ぎ、多額の借金を負っていた。
第三話:「底のないポケット」
2000年代。信也は編集の仕事をしていた出版社を早期退職し、IT企業に勤める妻を都内にのこして、田舎で、自分の本の執筆にとりかかっている。
第四話:「持てないバケツ」
都内のマンションで暮らす由紀子。夫は田舎で晴耕雨読の生活を送っているので、年下の恋人と逢引き三昧の日々を送っている。
第五話:「集合」
専業主婦・工藤真沙美は夫の浮気に悩んでいる。
第六話:「幸福への旅立ち」
1980年代前半。幼い息子を亡くした母親がいた。
バブル前夜から二度の大震災まで、激しく移り変わる世相を背景に、
モノと心の間で翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く
傑作長篇。