- 日本画と歌舞伎の世界 革新によって守り継がれた伝統
-
求龍堂
石田久美子
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2023年02月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784763022240
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[BOOKデータベースより]
日本画と歌舞伎の世界による日本美の饗宴を通じて、日本が誇る歌舞伎の伝統を支えた革新的な近代日本画の精華を堪能できる充実の一冊。市川市東山魁夷記念館令和4年度特別展「日本画と歌舞伎の世界―革新によって守り継がれた伝統―」公式図録兼書籍。
第1章 歌舞伎座と明治座―戦後の復興改築と「幕間の美術館」
[日販商品データベースより]第2章 歌舞伎と日本画
第3章 名優と日本画家の親交
第4章 歌舞伎座の舞台を彩る幕「鍛帳」
第5章 舞とおどり彩り文様
論考:東山魁夷 革新の精神と守り継がれた伝統
2023年は、歌舞伎座が新たな歌舞伎の殿堂として「第五期歌舞伎座」の再開場を叶えてから10年という節目の年を迎えます。この記念すべき年に、歌舞伎座では舞台の緞帳も新装されることとなりました。本書では、松竹株式会社、株式会社歌舞伎座、株式会社川島織物セルコンの協力を得て、歌舞伎座での緞帳開きによるお披露目を前に、横山大観(第一緞帳)をはじめ、安田靫彦、山口蓬春、平山郁夫など日本画家たちの原画をもとに新装される緞帳を紹介します。日本の伝統文化の発信拠点として、現代に守り継がれた歌舞伎の殿堂にふさわしく、時代を象徴する日本画家が手掛けてきた歌舞伎座の緞帳は、歌舞伎と日本画の戦後の歩みと発展を知るうえで、極めて重要なテーマです。その緞帳を一堂に見ることができるのは、本書の目玉です。さらに、十一世市川団十郎と前田青邨、六世中村歌右衛門と橋本明治、十二世市川団十郎と平山郁夫、坂田藤十郎と大山忠作、坂東玉三郎と室井東志生など、名優たちがどのように日本画家たちと交流してきたか、その親交も紹介します。歌舞伎座、明治座、両劇場を彩る珠玉の名品コレクションはじめ、歌舞伎役者と日本画家との交流から生まれた名画。日本が誇る歌舞伎の伝統を支えた革新的な日本画の精華を堪能することができます。本書は2023年1月28日から3月12日まで、市川市東山魁夷記念館で開催される展覧会の公式図録兼書籍です。