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[BOOKデータベースより]
古来、「語録の王」と称されてきた禅門修行者のためのバイブル。禅の代表的語録を臨済宗円覚寺派管長がやさしく紐解く。
第1講 心を伝える―『臨済録』に到るまで(禅とは現代の文明や機械を否定するものではない;自分の中にある「すばらしい宝」と出会う ほか)
第2講 自己に目覚める―臨済の開悟(「春はすぐそばにあった」という気づきが感動につながる;「ありのままでいい」と「このままではいけない」の繰り返し ほか)
第3講 真の自己とは―無位の真人(一つの答えを導くために、なぜたくさんの問答が必要なのか;高い壇の上に上って行う説法を「上堂」という ほか)
第4講 正しい見解を持つ―真正の見解(人間は自分たちの行いによってこそ変わっていくと説いた釈迦;釈迦の死後、手の届かない存在になってしまった仏 ほか)
第5講 いきいきと生きる―『臨済録』の実践(年老いても活〓〓地で生きていくための心構え;感情の波を止めようとせず、それを上手に利用する ほか)