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[BOOKデータベースより]
「人そのものと、人が営む社会」を明らかにする。
第1部 住む・棲むこととは何か(住む/棲むことの思想と未来―ル・コルビュジエを巡って;「住む/棲む」ことの社会心理学;ホームレス考―“家がない”ことの諸相について)
[日販商品データベースより]第2部 住む・棲むことの現場より(認知症の人と、「共同居住」の人間科学;家(イエ)に棲む暴力―家族間の暴力はなぜ起こるのか;帰属はいかに可能か―移民の実践から考える ほか)
第3部 住む・棲むことの未来へ(ネット空間に住まうことと社会・人間関係の変容;人新世に棲む)
「住む」と「棲む」の二重性を生きる――。
この世に人間としてあることは、必ず環境との関連のなかで、ある場所に「住む/棲む」ことを前提としている。それは身体をもつ生物的な存在である人間が生存し続けるための必要条件であるだけでなく、環境や場所にもとづく文化・家族形態を表し、そして、科学技術の進化を伴う時代をも表している。建築や空間における「住む」だけでなく、環境や土地、人間関係の結束点としての「棲む」。「住む/棲む」ことなしに人間が生を送ることはできない。
本書では、人間科学にかかわるさまざまな学問から、「住む/棲む」に切り込む。まずは近代的建築様式と「住む」の相関性、「建築」としての住居にこだわらない可能性を論じるほか、認知症高齢者の暮らしと住まいを考える。さらに、さまざまな場所で他者とともに生きる人間社会の関係性としての「棲む」、「棲息する」、「棲みつく」といった事象を検討し、家庭内での暴力と棲み処としての「イエ」、移民の事例から「住まうこと」の意味、アーティストにとって生活・上演活動・儀礼がリンクする場としての住居を考察する。
一方、インターネット空間あるいは仮想世界も「住まう」場所となり、学校や職場以上の居場所として存在意義を持ちつつある。ネットに住まうことと現実との関係性を改めて問い直す試みも可能であろう。さらに視点を変えれば、人間にとどまらない生物全般の活動による産物として地球環境を見直すことで、地球に棲まうこと、自然とはなにかを考える。
住居・建築・テクノロジー論にとどまらず、建物に「住む」ことと、場所や人間関係や環境において「棲む」ことの交点を掘り下げる。