- じじつはじじつ、ほんとうのことだよ
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ちいさな かなしい じじつの おはなし
イマジネイション・プラス
ジョナ・ウィンター ピート・オズワルド 金平茂紀- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2022年11月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784909809438
[BOOKデータベースより]
ちいさなかなしい「じじつ」はだれにもしんじてもらえませんでした。でも、じじつはじじつ。ほんとうのこと。うそなんかじゃないのです。でもあるひ、えらそうなひとたちがやってきて…。時の都合で不都合な事実を隠しねじ曲げようとする圧力と、不変の事実との戦いを描いてアメリカで話題になった意欲作。事実を正面から見つめる強さを問いかけます。社会的なメッセージにあふれた絵本をジャーナリスト金平茂紀の翻訳で日本の読者へお届けします。
[日販商品データベースより]第一次トランプ政権を批判して生まれた絵本です。
「じじつ」がいました。それは普通のことなので誰も気にとめませんでした。「じじつ」とは「2+2=4」、「コロンブスはアメリアを発見したわけではない」と言ったのもです。ところがある日権力が「じじつ」を隠し、「じじつ」と言って「うそ」を作り出し、そして世の中に撒き散らし始めたのです。「じじつ」のなくなった世の中は乱れ暗くなっていきます。そこへ権力に抗い「じじつ」を探し出そうという人が現れます。ようやく隠された「じじつ」を見つけ出し、世の中に解き放ちます。そして世の中は前のような明るさを取り戻します。それからはそれぞれが「じじつ」なのか「うそ」なのかを判断できるようになります。
今の社会の色々なことに当てはまりそうなお話です。
事実とは何でしょう。
本当のことが隠蔽されて、嘘で作られたものが「事実」として主張されている事が多すぎやしないでしょうか。
それが真実だと思わされて、社会が振り回されていると考えたら、そら恐ろしいことです。
せめて、真実を追及する議論の必要性を感じます。
だって、世界には相反する「事実」のために、命の危険まで感じる状況なのですから。
この絵本では、「事実」そのものが、認めてくれと叫んでいます。
概念的な絵本ではあるけれど、それが現状なのだと思ってしまいました。
みんなで考えましょう。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】