- 富山県の鉄道 1960年代〜北陸新幹線開業までの記録
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- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2022年12月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784802133128
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[BOOKデータベースより]
1章 富山県の鉄道小史
[日販商品データベースより]2章 富山の旧国鉄線各線(国鉄北陸本線→JR西日本北陸本線(現・あいの風とやま鉄道);城端線・氷見線;高山本線 ほか)
3章 富山地方鉄道(本線;立山線;不二越線・上滝線 ほか)
4章 加越能鉄道黒部峡谷鉄道立山砂防工事専用軌道(加越能鉄道高岡軌道線→万葉線;加越能鉄道加越線;黒部峡谷鉄道 ほか)
富山県にはJR西日本、あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道、万葉線、黒部峡谷鉄道、立山黒部貫光の6社の鉄軌道事業者があり、地方としては鉄道網が充実していて、特色ある地域資源や文化のひとつとなっている。各社は魅力的な観光列車を運転しており、それらへの乗車は旅の目的にもなっている。さらには北陸新幹線の開業で、東京からの所要時間が短くなって北陸への関心が高まったり、富山ライトレール(現在は富山地方鉄道に合併)の開業など、富山市が路面電車を活かしたコンパクトなまちづくりを進め、マスコミ等の報道で都市のイメージが向上していることも、近年、富山の鉄軌道が全国から注目を集める理由となっているようだ。
本書は、「鉄軌道王国とやま」の少し前の姿、具体的には1972(昭和47)年から北陸新幹線が開業し、長年親しまれたJR西日本の北陸本線があいの風とやま鉄道に移管される2015(平成27)年まで、約半世紀の富山の鉄道の様子を紹介している。中心となるのは1972(昭和47)〜1980(昭和55)年の間で、モータリゼーションの爆発的拡大期にあたり、富山地方鉄道の笹津、射水線や富山軌道線の一部、加越能鉄道加越線などが廃止された。富山の鉄軌道にとって激動の時期でもあった。
いわば「鉄軌道王国とやま」の前史であり、今に生きる昔を紹介しているのが本書である。半世紀に及ぶ富山の鉄道の変遷を懐かしくご覧いただくと共に、富山の鉄軌道の魅力と、路線網が現在も残されている潜在的な価値と活用法について、思いを巡らせていただければと思う。