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[BOOKデータベースより]
ポストモダンと呼ばれる時代、すべては多様化し、さまざまな境界線が薄れ、あるいは正当性を問われ、引き直される。「アメリカ」自体の輪郭がぼやけていくなか、「小説」は時代と社会をどうとらえるのか。「自由の国」のアイデンティティを考察する、現代米文学の最良の道案内。
「知らない世界」はどこに―風俗小説
[日販商品データベースより]「場所の感覚」―リージョナリズム/南部小説
「貧乏白人」という表象―「ラフ・サウス」の文学
「普通」の地域に住む「普通」の人々―郊外小説
階級問題の再導入―ノワール小説
駆逐される「闇」―ゴシック小説
一回かぎりのプロジェクト―ロード・ノヴェル
したたかなサバイバル―ドロップアウト小説
アメリカの「お家芸」―戦争小説
ポストモダン的認識の向こうに―メタフィクション〔ほか〕
ポストモダンと呼ばれる時代、さまざまな境界線が薄れ、あるいは正当性を問われ、引き直されてきた。そうした境界線をめぐる攻防の結果としてアメリカ小説が多様化してきたこと、そしてその多様性に「小説」の可能性があることを示唆できたとすれば、本書の目的は果たせたと思っている(第26章より)。グローバル化で「アメリカ」自体の輪郭がぼやけていくなか、近代の産物たる「小説」はどう時代と社会に応接してきたのか――「自由の国」を考察するための新しい「見取り図」。