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マルセル・モースと〈混ざりあい〉の倫理
インスクリプト 森山工
点
「贈与論」のモースは、筋金入りの社会主義者、消費協同組合運動に精力を傾けた社会活動家でもあった。複雑な「贈与論」テクストとモースの全体像をその行論から読み解き、中庸をゆく“混ざりあいの倫理”にモース思想の核心を見出す、第一人者による創造的マルセル・モース論。人類史のあり方を問う。
第1部 外から読む「贈与論」(社会・モース・社会主義;モース、ポリシェヴィズムと対峙する;モース、暴力にあらがう;「贈与論」の間テクスト的構成)第2部 内から読む「贈与論」(贈与・交換・聖物;物の霊;「贈与論」における“混ざりあい”;“混ざりあい”の倫理へ)
「贈与」について考える際につねに参照され続けるマルセル・モースの『贈与論』。「贈与」「交換」「給付」について、民族学的・民族誌学的な観点から考察した『贈与論』は人類学・民族学の基本文献であるが、モースは、一方で、協同組合運動、とりわけ消費協同組合運動にコミットし、そこに精力を傾けた社会活動家でもあり、『贈与論』は西欧近代に対する社会批評を根底に据えた著作であった。本書は、モースと同時代の社会思想との影響関係を辿る第一部、『贈与論』というテクストそれ自体に孕まれた多様な論点を抽出しながらモース独自の思想を抽出する第二部からなり、最終的に外在的・内在的な読解を統合して、『贈与論』とマルセル・モースの思想を明らかにする。第一人者による類例のない待望の考察。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
「贈与論」のモースは、筋金入りの社会主義者、消費協同組合運動に精力を傾けた社会活動家でもあった。複雑な「贈与論」テクストとモースの全体像をその行論から読み解き、中庸をゆく“混ざりあいの倫理”にモース思想の核心を見出す、第一人者による創造的マルセル・モース論。人類史のあり方を問う。
第1部 外から読む「贈与論」(社会・モース・社会主義;モース、ポリシェヴィズムと対峙する;モース、暴力にあらがう;「贈与論」の間テクスト的構成)
[日販商品データベースより]第2部 内から読む「贈与論」(贈与・交換・聖物;物の霊;「贈与論」における“混ざりあい”;“混ざりあい”の倫理へ)
「贈与」について考える際につねに参照され続けるマルセル・モースの『贈与論』。「贈与」「交換」「給付」について、民族学的・民族誌学的な観点から考察した『贈与論』は人類学・民族学の基本文献であるが、モースは、一方で、協同組合運動、とりわけ消費協同組合運動にコミットし、そこに精力を傾けた社会活動家でもあり、『贈与論』は西欧近代に対する社会批評を根底に据えた著作であった。本書は、モースと同時代の社会思想との影響関係を辿る第一部、『贈与論』というテクストそれ自体に孕まれた多様な論点を抽出しながらモース独自の思想を抽出する第二部からなり、最終的に外在的・内在的な読解を統合して、『贈与論』とマルセル・モースの思想を明らかにする。第一人者による類例のない待望の考察。