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[BOOKデータベースより]
接近戦を中心とした高位の捕虜を得るための戦争が、王朝の盛衰を明らかにする。暦の計算や宗教儀礼に没頭していたミステリアスな文明、という虚像を剥ぎ取り、古代から植民地独立まで、彼らの戦争に迫る。壁画、彫像、彩色土器などに視覚化されていた戦争を、考古学的見地から実証する。
序章 戦争の痕跡―戦争研究史概略
[日販商品データベースより]第1章 マヤ文明の戦争の特徴
第2章 先古典期中期の戦争の痕跡
第3章 先古典期後期の戦争の痕跡
第4章 古典期前期の戦争の痕跡
第5章 古典期後期の戦争の痕跡
第6章 古典期終末期の戦争の痕跡
第7章 後古典期の戦争の痕跡
第8章 植民地時代とスペインから独立後の戦争
終章 マヤ文明の戦争の通時的変化、性格と役割
20世紀半ばまで、戦争のない平和な文明と誤解されていたマヤ文明。しかしその後、多くの防御遺構の発見・壁画の解読などから、戦争が頻繁に行われていたことがわかってきた。壁画、彫像、彩色土器などに視覚化されていた戦争を、考古学的見地から実証する。石槍による接近戦を中心とした高位の捕虜を得るための戦争が、王朝の盛衰を明らかにする。暦の計算や宗教儀礼に没頭していたミステリアスな文明、という虚像を剥ぎ取り、古代から植民地独立まで、彼らの戦争に迫る。