この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- すらすら読める歎異抄
-
価格:671円(本体610円+税)
【2023年01月発売】
- 東大生、教育格差を学ぶ
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【2023年03月発売】
- 般若心経
-
価格:858円(本体780円+税)
【2022年06月発売】
- 自然に学ぶ「甘くない」共生論
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2023年07月発売】
- 引きこもりの7割は自立できる
-
価格:858円(本体780円+税)
【2023年10月発売】
[BOOKデータベースより]
「ハッピクラシー」は「幸せHappy」による「支配‐cracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事―社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。
第1章 あなたのウェルビーイングの専門家
[日販商品データベースより]第2章 よみがえる個人主義
第3章 仕事でポジティブであること
第4章 商品棚に並ぶ幸せなわたし
第5章 幸せはニューノーマル
結論
「幸せの追求はじつのところ、アメリカ文化のもっとも特徴的な輸出品かつ重要な政治的地平であり、自己啓発本の著者、コーチ、[…]心理学者をはじめとするさまざまな非政治的な関係者らの力によって広められ、推進されてきた。だが幸せの追求がアメリカの政治的地平にとどまらず、経験科学とともに(それを共犯者として)機能するグローバル産業へと成長したのは最近のことだ」(「序」より)。
ここで言及される経験科学とは、90年代末に創設されたポジティブ心理学である。「幸せの科学」を謳うこの心理学については、過去にも批判的指摘が数多くなされてきた。本書はそれらをふまえつつ、心理学者と社会学者の共著によって問題を多元的にとらえた先駆的研究である。
「ハッピークラシー」は「幸せHappy」による「支配-cracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事――社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。