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[BOOKデータベースより]
何度でも蘇り人を滅する―淫楽・残虐・暗躍 その限りを尽す伝説上最恐のヒロイン。その数多の所業を現代語訳で読む!
『絵本玉藻譚』(読本)(蘇妲己、駅堂にて化け物となる;雲中子が木剣を献上する;紂王が姜皇后を殺める ほか)
[日販商品データベースより]『絵本増補 玉藻前旭袂』(浄瑠璃)(天竺の沙牟呂山の段;同麓の段;蘭亭宮の段;妲己入内の段 ほか)
『狐川今殺生石』(狂言)
関連資料(『狐媚記』;『神明鏡』;『狂歌百物語』より玉藻前)
世界が始まり、悪狐が目覚める――。
人間離れした美貌を持ち、人を超えた才知をほこり、数千数万の軍隊を相手に戦うことができる強さを持つ、伝説上、最「恐」のヒロイン、玉藻前(たまものまえ)。しかし本邦には玉藻前を扱った作品が膨大に存在するにもかかわらず、広く読める現代語訳がありません。
本書は大の玉藻前好きであった著者が、「誰でも玉藻前に触れることができ、彼女の魅力を広めることができるならば」と、膨大な作品群を現代語訳で編んだアンソロジー、『玉藻前(たまものまえ)アンソロジー 殺之巻』につづく第二弾!
本書には6作品を収録。
近世を代表する玉藻作品、読本『絵本玉藻譚(えほんたまもものがたり)』。中国の殷において妖妃・妲己として淫楽の限りを尽くし、天竺にて花陽夫人という美女となって残虐を極め、日本に渡り玉藻前となって暗躍するという物語。岡田玉山によって作られ、文化二年(一八〇五)に刊行されました。中国、天竺、日本の三国における九尾の狐の活躍が生き生きと描かれており、現代の玉藻前のイメージを形作った作品のひとつで、玉藻前好きであれば一読の価値ありです。『絵本増補 玉藻前旭袂(えほんぞうほ たまものまえあさひのたもと)』は元は『玉藻前旭袂』という作品。合作の浄瑠璃であり、寛延四年(一七五一)に初上演。大幅に脚色され、『絵本増補 玉藻前旭袂』として文化三年(一八〇六)に初演されました。三国を巡る九尾の狐の物語ですが、妖狐を倒すための「獅子王の剣」、自分の正体を明かし、人間と共謀して暗躍する玉藻前など、他の作品では見られない要素も盛り込まれています。また、現在でもよく上演される「道春館の段」など、濃厚な人間ドラマが描かれている点にも注目です。
『狐川今殺生石』は、玉藻前にかかわる作品でありながら、玉藻前が直接登場しない珍しい作品。舞台は江戸時代。かつて玉藻前を倒した伝説の残る上総介と三浦介の子孫に対し、玉藻前の子孫の狐たちが復讐を遂げようとします。
「関連資料」には大江匡房によって記された『狐媚記』。これにも玉藻前は登場しませんが、日本で初めて妲己が九尾の狐であることに言及した作品として知られています。『神明鏡』は南北朝時代に書かれた年代記ですが、玉藻前について記された最も古い書物として知られています。『狂歌百物語』は様々な妖怪に纏わる狂歌を集め、編纂したものです。今回はその中の玉藻前に纏わる狂歌を集め、現代語訳と解説を行いました。
これらを現代語訳でお届けします。
付録エッセイに、「中世の玉藻の性格」伊藤慎吾(國學院大學栃木短期大学准教授)を収録。
【玉藻前には様々な魅力があります。天地開闢とともに生まれたというスケールの大きさ、長い年月を生き、死してもなお殺生石となって毒を捲き散らかした生命力と執念深さ、次々と国を滅ぼすほどの人間離れした美貌、あ