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[BOOKデータベースより]
相談室で待っていても会えないヤングケアラーとの出会い、SNS相談から見えてきたその姿。本書は子どもたちの力になりたい支援者への提言です。
第1章 SNSでヤングケアラーの相談を受ける(相談室で待っていても会えない;コロナ禍を機にSNS相談を本格化;対面相談とメール・SNS相談の違い、大事な共通点;「困りごと」を支援につなげたい;そのままを認める、受け止める;彼らが求めるもの、支援する側にできること)
[日販商品データベースより]第2章 SNS相談で出会ったヤングケアラーの声(「いらないと言えない、聞きたいことが聞けない」;「将来の見通しが立たず、不安」;「親の機嫌に振り回されて、自分のことを自分で決められない」;「自分を大事にするってわからない」;「居場所がない」;「家族を壊したくない」;「このまま家族に縛られて人生が終わるのかと絶望する」;「死んでしまいたい、殺してしまいたい」;「直接の相談はできない」;「苦しんできたからこそ、今苦しむ人のために」)
第3章 見えてきたヤングケアラーの現実(ヤングケアラーはどこにいる?;ヤングケアラーと家族の風景;気持ちに蓋をして生きる日常;他家とは比べられない「家」の姿;子どもたちにとっての「ケア」する意味)
第4章 ヤングケアラー支援の5つの視点(「困りごと」は大人の課題、責任は社会にある;本人と相談して決めていく;点から線、そして面へ;援助希求能力とエンパワメント;社会につながる力、言葉にする力を奪わない)
第5章 専門職ならではのアプローチに向けて(自戒を込めて、苦い経験を振り返る;閉ざされた家庭内のメカニズムに気づく;大人と子ども、その境界線を意識する;機能不全の原因をふまえる;今一度、専門職としての役割を見直す)
子どもたちは、家の中の「困りごと」をどうにかしようとして、大好きな家族を守ろうと必死に、自分にできることを探します。そしてその探し当てた役割、姿が、私たちの目には「ヤングケアラー」として映るのです。子どもたちは自ら、無自覚に、ヤングケアラーになっているということです。
彼らの声は、なかなか聞こえてきません。なぜなら、彼らの家は閉ざされ、閉ざされることで秩序とバランスが保たれていることが多いからです。家内の「困りごと」を親が隠す時、子どもたちも隠すルールに従って生きています。それでも「つらい」「苦しい」と、SNSを利用して気持ちを吐き出すことがあり、相談を受ける著者には、徐々にその姿が見えてきました。
彼ら、彼女らがいる境遇は様々で、困っていることやつらいこともそれぞれです。だから、本当は「ヤングケアラー」とひとくくりにはできません。彼ら彼女らは「様々な課題を抱えた、支援を求めにくい子どもたち」なのです。
ヤングケアラーの存在を知って、あるいは身近に気になる子どもがいて、「どうしたらいいのでしょう」と声をかけてくる人も増えました。本書は、まさにそういう人に向けての提言です。多種多様な事例を通じて「ヤングケアラー」の深層に迫り、支援のあり方を伝えます。