- ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実
-
日経ナショナルジオグラフィック社 日経BPマーケティング
サラ・ディングル 渡邊真里- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863135376
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 褥瘡治療・ケアの「こんなときどうする?」
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2015年08月発売】
[BOOKデータベースより]
不妊治療と生殖ビジネスの深い闇を、当事者が暴く。人間の倫理を問う、出色の科学ノンフィクション。
父だと思っていた人
[日販商品データベースより]私を失った私
人工授精の始まり
体外受精とビジネスの幕開け
失われた情報
法の不在
養子縁組制度とDC
声を上げるDC児たち
リスクとともに生きる
ずさんな医療記録〔ほか〕
私は、母と「誰かの精子」の間に生まれた――
不妊治療と生殖ビジネスの深い闇を、当事者が暴く。
人間の倫理を問う、出色の科学ノンフィクション。
オーストラリアの著名ジャーナリストである著者は、27歳のとき、自身がドナーによる精子提供で生まれたことを知り、生物学上の父親を探す調査を開始した。
いまやドナーによる懐胎(DC)は世間の認識以上に広く浸透しているが、その実情は世間の想像以上に異様で、多くの問題をはらんでいる。
DC児たちにドナーが誰かを知る権利は保証されていないため、持っているかもしれない遺伝性の疾患や、いるかもしれないきょうだいの存在、あるいはその数を知るすべはない。
本書は「第三者の生殖細胞から誕生した人間」について、また「人間を繁殖させること」について、DCの当事者が10年という歳月をかけて綴ったものである。
母の不妊治療医ヤン・カルバート自身が精子ドナーだと知り、
これまでに世界各地から75人の異母兄弟を見つけたジョーイ・ホフマンによる国連でのスピーチより:
「自分が大量生産された人間というモノのひとつに思えてきます。(中略)
どうかお願いです。これからは子どもたちの基本的な権利や利益を、優先リストの最下位に置くのではなく、最優先にするように努めてください」