聖武天皇

「天平の皇帝」とその時代
法蔵館文庫　たー４ー１

法蔵館
瀧浪貞子　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2022年09月
• 判型: Ａ６
• ISBN: 9784831826404

内容情報

[BOOKデータベースより]

奈良東大寺の毘盧遮那大仏造立という大事業を成した聖武天皇は、本当に政治的意志を持たない「ひ弱な天皇」だったのか―。二人の女帝の期待を一身に背負い、天武天皇の血脈を嗣ぐ正統天皇として即位した聖武。その聖武を強烈な個性と政治力を発揮した「天平の皇帝」と捉え、皇帝たらんとした生き様に迫るとともに、その治世がいかなる時代であったのかを鮮やかに描き出す。長らく誤解されてきた聖武天皇像に見直しを迫った意欲作。

第１章　不比等の孫
第２章　早すぎた父の死
第３章　女帝二代
第４章　聖武即位
第５章　武智麻呂政権
第６章　彷徨する天皇
第７章　治道の矢
第８章　三宝の奴
第９章　娘への遺言
佐保山南陵―むすびにかえて

[日販商品データベースより]

奈良東大寺の毘盧遮那大仏造立という日本史上に残る大事業を成した聖武天皇は、本当に政治的意志を持たない「ひ弱な天皇」だったのか――。

二人の女帝の期待を一身に背負い、天武天皇の血脈を嗣ぐ正統天皇として即位した聖武。その聖武を、強烈な個性と政治力を発揮して数々の事業を推進した「天平の皇帝」として捉え、皇帝たらんとした生き様に迫るとともに、その治世がいかなる時代であったのかを鮮やかに描き出す。

長らく誤解のベールに包まれてきた聖武天皇像に、根本から見直しを迫った意欲作。

※本書の原本は、2000年に講談社より『帝王聖武：天平の勁き皇帝』として刊行されました。文庫化に当たって系図・年表等を追加し、文章を改めました。

【目次】
はじめに
第一章　不比等の孫
第二章　早すぎた父の死
第三章　女帝二代
第四章　聖武即位
第五章　武智麻呂政権
第六章　彷徨する天皇
第七章　治道の失
第八章　三宝の奴
第九章　娘への遺言
佐保山南陵―むすびにかえて―
聖武天皇関連年表／文庫版あとがき