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[BOOKデータベースより]
和歌は比喩か否か?この問は、和歌とは何か、比喩とは何かをあらためて問い直すものである。和歌はすべて比喩であるという答えも、和歌には比喩が乏しいという答えも、それぞれの定義如何であり、その表現のさまざまなありようからは、どちらも適切とは言いがたい。和歌独自の技法とされてきた序詞や見立てあるいは歌語についても、逆に和歌では敬遠されたという擬人法も、比喩との関係を抜きには考えられない。本著が愚直に試みたのは、万葉集と古今集を中心に据えて、和歌と比喩がどのように切り結んだかを、「歌喩」という観点から、その表現史において辿ることである。
第1章 万葉歌喩表現(直喩表現;擬人表現;序詞表現)
[日販商品データベースより]第2章 古今歌喩表現(仮名序の歌喩観;直喩表現;擬人表現 ほか)
第3章 歌喩語表現史(「よどむ」喩;「火」喩;「宿」喩 ほか)
付章 上代散文比喩表現
『万葉集』や『古今集』などの和歌を中心に取り上げ、歌(和歌)における比喩のあり方を独自の視点で問い直す一冊。
著者は「歌という比喩、あるいは歌における比喩」を仮に「歌喩」と呼び、具体的な事例を挙げながら様々な技法やそれらがどのように歌全体の表現を形作ってきたかを探ります。
和歌独自の技法とされてきた「序詞」や「見立て」、「歌語」などから、逆に和歌では敬遠されたという「擬人法」まで。
それぞれの技法を解説しながら、和歌と比喩がどのように切り結びながら表現を成立させていったかの表現史を辿ります。
【目 次】
まえがき
第一章 万葉歌喩表現
第一節 直喩表現
第二節 擬人表現(一)
第三節 擬人表現(二)
第四節 序詞表現
第二章 古今歌喩表現
第一節 仮名序の歌喩観
第二節 直喩表現
第三節 擬人表現
第四節 見立て表現
第三章 歌喩語表現史
第一節 「よどむ」喩
第二節 「火」喩
第三節 「宿」喩
第四節 「心」喩(一)
第五節 「心」喩(二)
第六節 「かく」喩
付 章 上代散文比喩表現
引用・参照文献一覧
あとがき