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- 遠野物語と柳田國男
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日本人のルーツをさぐる
歴史文化ライブラリー 556
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784642059565
[BOOKデータベースより]
日本民俗学の出発点『遠野物語』は、山姥や河童・ザシキワラシ、犬・猿・馬などが登場し、臨死体験、神隠しなどの不思議な経験を伝える。伝承にひそむ古来の生活様式やものの見方を知り、日本人の歴史的変遷を探る。
柳田國男と『遠野物語』―プロローグ
異世界の住人たち―山人・山女・山姥(山人;山女・山姥)
跋扈する妖怪たち―ザシキワラシと河童(ザシキワラシ;河童)
動物たちの物語―狼と猿(御犬・狼;大猿)
神々の来歴―地勢と信仰(遠野郷の地勢;オシラサマ)
『遠野物語』はどう読まれてきたか(現代史の中の『遠野物語』;一九六〇〜二〇〇〇年代の『遠野物語』)
柳田國男と『遠野物語』と日本人―エピローグ
東北地方の山間盆地に伝わる説話や体験談を筆記・編纂し、日本民俗学の出発点となった『遠野物語』。山姥など異世界の住人、河童・ザシキワラシといった妖怪や、犬・猿・馬などが登場し、臨死体験、神隠しなど不思議な話を収めたこの著作から、柳田は何を説こうとしたのか。伝承にひそむ古来の生活様式やものの見方を知り、日本人の歴史的変遷を探る。