[BOOKデータベースより]
まちの動物病院のまちの先生は、町の動物たちのおいしゃさん。大きなとらねこのとらまると、いっしょにくらしています。でも、まちの先生はしりません。まいにち、夜になると、とらまるが「やまの動物病院」をひらいていることを…。いろんな動物たちと、ねこのおいしゃさんのとらまるが大かつやくする、楽しいお話です。はじめてのひとり読みにぴったりの、とっても楽しいものがたり!小学校低・中学年〜。
[日販商品データベースより]『天使のかいかた』(日本絵本賞読者賞受賞)
『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(野間児童文芸賞受賞)
『めいちゃんの500円玉』(小学館児童出版文化省受賞)
などで知られる、なかがわちひろの新作幼年童話。
昼間は、人間の先生が、町の動物たちを診察している動物病院は、
夜になると、山の動物たちの病院に変わります。
山の動物たちの病気やけがを、治しているのは、
ねこのとらまるです。
キツネ、リス、コウモリ…いろんな動物がやってきます。
さて、ある晩、とらまるのところへ、たいへんな患者がやってきて…?
全ページカラーの、楽しい幼年童話です。
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山のふもとにある小さな町。その町のはずれの一番山に近いところに立つ「まちの動物病院」。先生の名前は、まちのよしお。「よしよし」というのが口ぐせです。まちの先生は、ねこのとらまるとくらしています。小さな町なので、けがや病気の動物はたまにしか来ません。うっかりいねむりだってしてしまいます。でも患者さんが来れば腕のいい先生を、とらまるは片目で熱心に眺めます。先生の治療をこっそり勉強しているのです。ゆうやけ時刻になると、先生はドアの外にかけているふだを裏返します。「まちの動物病院 きょうのしんさつはおわりました」先生は、じぶんととらまるのごはんを作って、食べて、お風呂に入り、ベッドで本を読み始めるとまぶたがだんだん閉じていきます。そうなると、ここからはとらまるの出番です。バリバリとつめをといで気合いを入れると、裏口にある「ねことびら」のふだをひっくりかえすのです。「やまの動物病院 どうぞ」規則正しく、でもなんだか楽しそうに暮らす先生と、一見ただ寝ているように見せかけておきながら、先生の治療をしっかり学び、夜になると山の動物たちの治療に忙しく奔走するとらまる。そのとらまるの二面性がとってもユーモラスで、また先生ととらまるがそれぞれにマイペースに暮らしながらさりげなくそばにいる距離感にほっこり心が温まります。さらになんといっても楽しいのは、とらまるのところへやってくる山の動物たちの様子。とくにほおぶくろに口内炎ができてしまったリスや、ガラスびんを頭からかぶったカモが個人的なお気に入りなのですが、そのカモの治療が、ひと晩だけ入院していた犬の歯の治療に繋がる場面は最高です。もちろん先生は、犬の歯がなぜ朝になって良くなっていたかといういきさつは全く知らないのですけどね。絵本の創作作品や翻訳作品でも人気のなかがわちひろさんによるカラーの挿絵がたっぷり入った楽しい絵童話。『天使のかいかた』『めいちゃんの500円玉』『すてきなひとりぼっち』など大人気の絵童話に続き、また新たな絵童話が誕生しました。はじめてのひとり読みにもおすすめです。ユーモアたっぷりの楽しいお話と、とらまるの気持ちが伝わってくる所作や表情に魅力がいっぱい。患者の動物たちもかわいらしく愉快に登場します。またシンプルながらも目に飛び込んでくる和の色彩が美しく、大人の読者も心を掴まれてしまいそうです。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
町のはずれの、いちばん山に近いところにある小さな動物病院。そこでは夜になると、動物のお医者さんのまちの先生と暮らす大きなとらねこの「とらまる」が、こっそり山の動物たちの病気やけがを治しているのです。中には病気じゃないものまでやってきますが。田中さんのお礼は素敵でした。カラーの挿絵もあるので、児童書デビューにもいいと思います。(ぼんぬさん 40代・北海道 女の子6歳、女の子2歳)
【情報提供・絵本ナビ】