[BOOKデータベースより]
“じいはまだかぜがなおらんのか。はよーじいにあいたいぞよ”“ひめさま、じいがげんきになるようぜんこくからうまいものをおとりよせちゅうでございます”イクラにんじゃ、マグロにんじゃ、なっとうにんじゃ、ウナギにんじゃ…。日本各地からかけつけた忍者のことばを聞いて、じいを心配するひめさまは?
[日販商品データベースより]風邪をひいたじいのため、特産物を届けに全国からやって来た忍者たちが言うことには、じいは、お腹がにやにやする、歯が走っている、と。心配した姫様は…。各地の方言に親しみ、ことばの豊かさを感じるユーモア絵本、第2弾。本書のストーリーは、東日本大震災後、全国から応援にかけつけた医師たちが、症状を聞き取っても方言がわからず苦労したというエピソードをヒントに生まれました。方言をとおして、誰かの痛みをより深く理解できたらと願っています。
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価格:1,980円(本体1,800円+税)
【1992年11月発売】
「じいは どうしたのじゃ。まだ かぜが なおらんのか。はよー じいに あいたいぞよ」元気になるには美味いもの。さっそうと現れた全国各地の忍者たちが、じいのために名物たずさえ、いざ参上!青森からは、マグロにんじゃ。「じいが かぜを ひいておなかがにやにやすると きいて おみまいでござる。」それを聞いて姫さまびっくり! 風邪をひくと、おなかがニヤニヤ笑うのか!?島根からは、しじみにんじゃ。「じいのはが はしると きいて おみまいでござる。」またまた姫さまびっくり! じいの歯が走るじゃと!?忍者たちは、口々におかしなことを言っています。じいは風邪をひいたし、おなかは笑うし、歯が走るし、背中もかじるし……会えないでいるあいだに、じいがとんでもないことになってしまったと、姫さまは大あわて!「もう ほうっておけぬ。ひめが じいを たすけるぞよ!」全国各地から集まった忍者たちが話す方言を聞いて、とんでもない勘違いをしてしまう姫さまのドタバタを描いた、シリーズ第2弾。著者は『にんじゃサンタ』『おこさまランチランド』などで知られ、ダジャレやオノマトペ、方言など、言葉をテーマにした絵本も数々制作している、丸山誠司さん。本書にも、日本語の豊かさをユーモラスに描き出し、底抜けに明るいドタバタ劇で元気な気持ちを分けてくれる、著者ならではの魅力があふれています。こんな感じを、にやにやするっていうのか! 歯が走るって、そういう意味か! ちいさな島国のなかでも、いろんな言葉があって、いろんな名物があって──新しい視点で、日本という国や自分の故郷を見つめるきっかけにもなりそうです。
(小説家 堀井拓馬)
図書館の新着コーナーで見つけました。賑やかな表紙のイラストと変わったタイトルをみると、すぐにページをめくりたくなりました。
じいがかぜを引いたので、元気になるよう、忍者たちに頼んで全国からうまいものをお取り寄せ中。北海道からはいくら忍者が「なんかこわい」と、青森からはマグロ忍者が「おなかがニヤニヤする」ときいたと次々にいうのですが……。
姫が勘違いした言葉たちは、なんといろんな方言だったのです。姫の妄想が広がって面白いです。
これはシリーズになっていて、前作もあるようなので、読んでみたいです。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】