- 鶴見俊輔、詩を語る
-
作品社
鶴見俊輔 谷川俊太郎 正津勉
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2022年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784861829222
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[BOOKデータベースより]
「俊」の一字に結ばれた詩人と、元教え子の詩人を相手に、縦横無尽に詩を語る。鶴見俊輔生誕百年に甦る、幻の鼎談!
歌学の力(詩集『もうろくの春』;エリセーエフは私より日本語がうまかった;人間語→生物語→存在語;出鱈目の鱈目の鱈を…;詩の話 ほか)
[日販商品データベースより]鶴見さんの詩心をより深く知るためのアンソロジー(選集の編者 正津勉;鶴見さんは、詩人である;天野忠;新平の漢詩;退行計画―抄 ほか)
出鱈目の鱈目の鱈を干しておいて
夜ごと夜ごとに
ひとつ食うかな
谷川 〔詩は〕やっぱりフッと出てくるんですか、なんにも考えないで。
鶴見 そう。これから仕事しようとかそういうのじゃなくて、フウッと出てくるというものが詩になっているわけ。
「俊」の一字に結ばれた詩人と、元教え子の詩人を相手に、縦横無尽に詩を語る。
鶴見俊輔生誕百年に甦る、幻の鼎談!
鶴見俊輔、生誕百年。できのよくなかった「へんな生徒」に何事かできることはないか。そこで思い出されたのが筐底の稿だった。あらためて目を通しかさねて読むほどに思いをつよくした。これをこのまま眠らせて置いてはいけない。すぐさま谷川さんに相談してみると、まったくの同意見であった。というしだいでこの稿が日の目を見ることになった。
「歌学の力」と。初出誌にそう表題された。透徹の目だ。ここには鶴見俊輔が長年にわたって、詩に込めてきた深い思いのほど、あまさず存分に吐露披歴されている。できうるなら多くの方の手に取られたくある。
(本書・正津勉「後書」より)