- あの日を刻むマイク ラジオと歩んだ九十年
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2022年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087444124
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[BOOKデータベースより]
一九四五年八月十四日、当時二十歳のアナウンサーだった著者は、ラジオアナウンス室に集められてこう言われた。「明日、日本は負けます。もし何かあってもあなたたちは自分の身を守りなさい」。大正時代に生まれ、豊かだった幼少期から戦争を経て、高度経済成長期、東日本大震災、平成から令和へ。“NHKで働く母親第一号”として、ラジオの歩みとともに、日本の歴史を見続けた女性の人生。
1 自由でのびやかな子供の頃
[日販商品データベースより]2 戦争の足音がする少女期
3 太平洋戦争勃発、繰り上げ卒業となる
4 終戦直後の混乱期
5 ディレクターに転身
6 素晴らしい人との出会い
7 忘れえぬ人
8 フリーになってからの私
1945年8月14日、女子アナウンサーだけ集められた部屋で上司にこう告げられた。「明日、日本は負けます。反乱軍がきて『この原稿を読め』などと言われても、抵抗する必要はありません。まず自分の身を最優先に考えなさい」。激動の時代を生きた一人の女性が語る日本の昭和史、平成史。
戦前から戦争を経て、戦後、そして高度経済成長期、平成。家庭と職場を両立させながら、アナウンサーとして、ディレクターとして、女性として、世の中に絶えず問題提起を続けた彼女にしか語れない言葉がある。様々な著名人との出会いやエピソードを交えつつ、ラジオを通して、いま改めて近代日本が歩んできた道を振り返る。
戦争経験者が少なくなる中、時代の証言として後世に残したい珠玉のエッセイ。
【著者略歴】
武井照子(たけい・てるこ)
1925年埼玉生まれ。1945年、NHKラジオアナウンサーとして終戦を迎える。戦後はGHQ統治下で「婦人の時間」のアナウンスを担当。番組を通して村岡花子や壺井栄、林芙美子とも出会う。アナウンサーを退いてからはディレクターとして谷川俊太郎やまど・みちお、灰谷健次郎らと共に数多くの子供番組の制作に携わる。現在、朗読サークルで読み聞かせをする日々。