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[BOOKデータベースより]
「なんとか生き延びてこられたんだから。」23歳で結婚し、父になり、鬱になって離婚しかけたり自殺したくなったりしてから発覚した発達障害。一言で表せば「苦闘」の20代。けれど「未来は大丈夫だ」と信じようとした。
小さな産院の薄暗い待合室で食べたメロンパン
[日販商品データベースより]「自然」としての娘を迎える
楽しい仕事と鬱
「もっと休んでほしかった」と妻は言った
「死にたい」と言えずに
「普通」でいなければ、崖から急に落とされる
発達障害を知ってゾッとする
障害者雇用という働き方
家族と発達障害
強かった妻の心が折れた
当事者との出会い、父のこと
平成元年生まれの苦闘
家族をリノベ―ション
コロナ禍と小学一年生の子育て
母の自立とトランスフォームする家族
死なない子育て
「平らな場所」にやってきた存在
発達障害とパパになる
*********
【推薦します】
◆本田秀夫 氏
(精神科医・信州大学医学部教授)
納得できる生き方は、
自分を知るところから始まる。
発達障害があるとわかったことが
大きな転機となり、
前向きに人生を歩んでいくことができた
著者の実体験は、
生きづらさに悩む多くの人たちに
希望を示すだろう。
◆山崎ナオコーラ 氏
(作家)
「あ、これは私のことだ!」と思いました。
特性のある人、
特性のある人と関わっている人、
育児中の人、育児はしない人、色々な人が
「あ、私のことが書いてある!
書いてくれてありがとう!」
と思うんじゃないかな。
*********
「仕事終わりに妻と待ち合わせをし、
並んで帰路を歩きながら、
僕は缶ビールを開けた。
蒸し暑い夜に、
妻は静かに涙を流し始めた。
妊婦はビールを飲めない。」
23歳で結婚し、父になり、
鬱になって離婚しかけたり
自殺しかけたりしてから発覚した
〈発達障害〉。
一言で表せば「苦闘」の20代。
けれど「未来は大丈夫だ」と信じようとした。
「なんとか生き延びてこられたんだから−−」
NHK「ハートネットTV」への出演や
「ハフポスト」「withnews」などで活躍する、
平成元年生まれの人気ライターによる、
発達障害当事者・育児ドキュメンタリー。
「死にたいぐらい
辛くなってしまう領域が存在することを、
僕は知っている。」
【本書に登場する資料】
バカの壁(養老孟司)
イクメンじゃない「父親の子育て」(巽真理子)
心が雨漏りする日には(中島らも)
自閉症スペクトラム(本田秀夫)
空白を満たしなさい(平野啓一郎)
旦那さんはアスペルガー(野波ツナ)
言葉を失ったあとで(上間陽子)
生活者の平成30年史(博報堂)
「待つ」ということ(鷲田清一)
弱いロボット(岡田美智男)
結婚不要社会(山田昌弘)
マネジメント(P・F・ドラッカー)
家族と国家は共謀する(信田さよ子)
ディスタンクシオン(P・ブルデュー)
手の倫理(伊藤亜紗)
職業としての小説家(村上春樹)
火花(又吉直樹)