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[BOOKデータベースより]
地政学的緊張が高まり経済安全保障の強化に向けた取組が行われるなか、国際通商政策の立場からルールに基づく国際通商秩序を多元的にとらえ、日本にとって、また米中に挟まれたミドルパワーとして進むべき道を、通商交渉経験のある実務家、国際法学者、国際経済学者、国際政治学者が詳細に検討する。
序章 国際通商政策の行方
[日販商品データベースより]第1章 中国の台頭と米国主導の国際通商秩序
第2章 日米欧三極貿易大臣会合、G20日本とWTO改革
第3章 WTO上級委員会問題の本質―多国間通商システムにおける「法の支配」存立の条件とは
第4章 米中経済の分断とグローバル・サプライチェーンの再編
第5章 中国の「異質な」経済体制と通商ルール―実効性のある規律づけはできるのか
第6章 CPTPPの貿易政策上の意義
第7章 RCEPの意義と役割
第8章 ウィズ/アフター・コロナ危機下の通商政策
国際通商政策の立場から、地域主義によって強化された貿易・投資の自由化とルールに基づく国際通商秩序を維持発展させる方途を探る。
国際通商秩序の危機を乗り越える道筋を、政治と地政学の論理にすべて委ねてしまうのではなく、通商交渉経験のある実務家、国際法学者、国際経済学者、国際政治学者など多方面からの知的サポートを得ながら、国際通商秩序を多元的にとらえ、日本にとって、また米中に挟まれたミドルパワーとして、進むべき道を詳細に検討していく。