- 正義から享楽へ 映画は近代の幻を暴く
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宮台真司
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2022年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784909852298
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[BOOKデータベースより]
激動の2020年代を予告した宮台流“実存批評”の原点。“世界”の核心に迫る、宮台真司の最新批評集。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』―あまたの寓話が響き合う、半世紀に一本の傑作
[日販商品データベースより]『クリーピー 偽りの隣人』―映画『クリーピー』には『CURE』以降20年間の“進化”がみごとに刻印されている
『バケモノの子』―言葉ならざる親子の関係を描く、細田守監督の慧眼
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』―ギリシャ悲劇の王道に連なる、86分間の密室劇
『野火』『日本のいちばん長い日』―戦争を描いた非戦争映画が伝えるもの
『ドローン・オブ・ウォー』―テクノロジー使用がもたらす人倫破壊に対する、強力なる人倫の擁護
『岸辺の旅』―映画体験が持つ形式のメタファーとしての黒沢作品
特別対談 宮台真司×黒沢清―『“なりすまし”自動機械を止める』
『恋人たち』―“世界”を触知することで、主人公と観客が救われる傑作
『アレノ』『起終点駅 ターミナル』―潜在的第三者についての敏感さが失われている〔ほか〕
【激動の2020年代を予告した宮台流“実存批評”の原点が再発!】
21世紀以降、世界規模で生じている価値の変動"を真の意味で予見し、リアルタイムで体現したのは「映画」だけであった―
トランプ現象はなぜ起こったのか。世界にいま、どんな変化が生じているのか。その答えはすでに、近年の映画で示されていた。
全世界的に「正義」から「享楽」への価値のシフトが起こり、近年のヒット映画にそのことが如実に表れている。
映画から現在、そして未来の世界を読み解く、社会学者・宮台真司の集大成的映画評論集。
黒沢清監督との特別対談も収録。
◎掲載タイトル
「シン・ゴジラ」/「バケモノの子」/「FAKE」/「リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁」/「クリーピー偽りの隣人」
「オン・ザ・ハイウェイ」/「野火」/「ドローン・オブ・ウォー」/「岸辺の旅」/「恋人たち」/「アレノ」/「カルテルランド」ほか
※本書の内容は2016年に刊行された宮台真司『正義から享楽』と同じです。