- 死と歴史 新装版
-
西欧中世から現代へ
みすず書房
フィリップ・アリエス 伊藤晃(フランス文学) 成瀬駒男- 価格
- 5,170円(本体4,700円+税)
- 発行年月
- 2022年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622095354
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西欧中世から現代へ
みすず書房
フィリップ・アリエス 伊藤晃(フランス文学) 成瀬駒男
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[BOOKデータベースより]
『“子供”の誕生』『死を前にした人間』で著名な歴史家アリエスによる、死への感情・心性をめぐる講演・論文集。
1 死を前にしての態度(飼いならされた死;己の死;汝の死;タブー視される死;結論)
[日販商品データベースより]2 研究の道程 一九六六‐一九七五(中世における死を前にしての富と貧困;ホイジンガと死骸趣味の主題;モーラスの『楽園への道』における死の主題;死者の奇跡;遺言書と墓に見られる近代的な家族感情について ほか)
「まず私たちが出会ったのは、非常に古くからあり、非常に永続的な非常に巨大な感情、受動的な諦めと神秘的な信頼との中間にある、恐怖も絶望も伴わぬ、死との親近感でした。……死とは、自身の人格が、無化するのではなくて、眠ることになる〈運命〉を各人が認めることなのです。……この信仰は、今日のわれわれが考えるほど、前の時間と後の時間、生と死後の生とを対立させはしません」
「近代になると、死のとりあげ方やその儀式には一見連続性があるようでも、死は問題とされるようになり、一番なじみ深い物事の世界から、ひそかに離れていきました。想像界では、死はエロティシズムと結びつき、日常の秩序からの断絶を表わすようになりました」
『〈子供〉の誕生』では、〈小さな大人〉から〈子供〉への家族の感情・心性の歴史を、そして、『死を前にした人間』では、数多くの図像、文学作品、墓碑銘、遺言書をもとに、〈飼いならされた死〉から〈汝の死〉への感情・心性の歴史を描いた、歴史家アリエスによる講演・論文集。大著『死を前にした人間』を凝縮した内容の講演「死を前にしての態度」や、歴史家の方法論にも触れた「ホイジンガと死骸趣味の主題」「集合的無意識と明確な観念」などの論文を収めている。死生観が揺らぎ続けている現代に、本書から歴史に学び、俯瞰する視点を読み取ることができるであろう。