- 論語の「愛」に目覚めた日本人 儒教を「権力」の道具にした中国人
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- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2022年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784569902241
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[BOOKデータベースより]
世界が称賛する日本人の振る舞いは、孔子の教えそのものだ!『論語』は「善」の書、儒教は「悪の教学」であることを解き明かす!
序章 私の『論語』体験と、私が見た「儒教の残酷さ」
[日販商品データベースより]第1章 定説や通念を覆す―孔子とは何者か、『論語』とは何か
第2章 御用教学・儒教の成立と悪用される孔子
第3章 朱子学の誕生と儒教原理主義の悲劇
第4章 朱子学を捨て、『論語』に「愛」を求めた日本
最終章 『論語』はこう読もう
論語はすなわち儒教のことである――このことは、日本人の多くにとっての「常識」であろう。
ところが、実はそうではない。子供のころ、祖父の摩訶不思議な「教え」から『論語』に接した著者は、学生時代に儒教の持つ残酷な側面を知り、強い葛藤を抱く。のちに中国思想史の分析を重ねた果てに著者がたどり着いた答えは、なんと「論語は儒教ではない」というものだった。
すなわち、『論語』がわれわれの人生にとって有意義な「善」の書であるのに対し、朱子学と礼教を含めた「儒教」は結局、政治権力の正当化と人間性の抑圧を本領とする「悪の教学」であり、両者はまったく別物であるというのである。
この論語と儒教イデオロギーとの差が、日本人と、中国人・韓国人の道徳格差にもつながっていると著者は見る。
最終章では、孔子の言葉を紹介し、『論語』の活かし方にも触れる。
『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』を改題。