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ふとっちょでくいしんぼうで、よわいものいじめをする、ふだつきのねこ、ニャンイ。ある日、だいこうぶつのうみたてのたまごを食べたところ、日に日におなかがふくらみ、うーうーうーんとふんばると、出てきたのは、なんと…!
[日販商品データベースより]だいこうぶつからうまれたのは、愛だった!ふとっちょでくいしんぼうで、よわいものいじめをする、ふだつきのねこ、ニャンイ。ご近所さんから「やっかいもののニャンイ」とよばれていました。ある日、大好物のうまれたてのたまごを食べたところ、日に日におなかがふくらみ、うーうーうーん、とふんばると、出てきたのはうんこではなく、ひよこ!!とまどいながらもうまれたひよこを「ピヤキ」とよび、いっしょに過ごすうちに…。
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このふとっちょで、ふてぶてしい顔をしたねこの名前は「ニャンイ」。弱いものいじめばかりをするふだつきのねこ。そして、あろうことか、生まれたてのたまごが大好物なのです。ある春の朝。ニャンイは鳥小屋で美味そうなたまごを見つけます。「いただきます」すると、ニャンイのお腹は日に日にふくらんでいき、トイレにかけこみ、うーうーうーんとふんばって出てきたのは……ひよこ!! どういうこと? どうしたらいいのか? とまどいながらもひよこを「ピヤキ」と名付け、見守る生活が始まります。その姿はまるで……。手作り人形を撮影する独自の技法で話題となった、韓国の大人気絵本作家ペク・ヒナさんの初期の作品。全編イラストによって構成されています。迫力のある表情のニャンイと、愛らしい動きをするピヤキの組み合わせは、味わい深くて魅力的。「大好物から生まれた家族愛」なんて、奇妙な設定。なのに、なんだか可笑しくてあたたかな気持ちになってしまうのです。長谷川義史さんの訳が、ニャンイのキャラクターにしっくり。やっぱりクセになってしまう、ペク・ヒナ作品なのでした。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
絵本作家長谷川義史さんは、絵本だけでなく絵本の翻訳も多く手掛けています。
しかも、長谷川さんの翻訳絵本は、大阪弁まるだしの翻訳になっていて、そんなことあらへんと思いながら、結構ハマります。
ジョン・クラッセンさんの絵本のとぼけた味も、長谷川さんの大阪弁によく合います。
韓国の絵本作家ペク・ヒナさんの、ちょっと驚くような展開も、長谷川さんならでは翻訳と相性抜群です。
この『ピヤキのママ』は、2011年の韓国で出版されたペク・ヒナさんの絵本です。
ペク・ヒナさんといえば、自称「人形いたずら作家」と呼んでいるように、人形のさまざまな表情の瞬間でとらえた奇抜な絵本作家として有名です。
代表作に『あめだま』や『天女銭湯』などがあります。
ただ、この『ピヤキのママ』はちょっと雰囲気がちがいます。
この作品はちょんとした(もちろん、人形を使った絵本もちゃんとしていますよ)手書きの絵でできています。
この絵本の作者紹介の中にも「本書は珍しく手描き作品。」と説明されています。
でも、話の展開は、ペク・ヒナさんの世界。
何しろ嫌われ者のふとっちょ猫「ニャンイ」がたまごを食べたら、ひよこになって生まれてきたという、とんでもないお話。
そのひよこの名前は「ピヤキ」。
いつの間にか「ニャンイ」は「ピヤキのママ」と呼ばれるようになる、いいお話なんです。
なので、この作品の長谷川義史さんの訳は、とってもまじめ。
それも、またいいんです。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】