- 北の200万都市 生らサッポロ
-
豪雪メガシティの挑戦
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2022年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784296113262
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[BOOKデータベースより]
もう、インバウンドには頼らない。「魅力都市はこう作る」を地で行くストーリー。道外出身者が惹きつけられる理由、コロナ禍で試行錯誤の企業、都市大開発、五輪招致はどうなるか―。日本経済新聞の好評連載を書籍化!
第1章 サッポロ反撃ののろし
[日販商品データベースより]第2章 教育の地殻変動
第3章 コロナレガシーを問う―企業の試行錯誤
第4章 札幌開発の謎から未来まで
第5章 観光再起動―生かせ豪雪
第6章 2度目の「1972」―オリパラ招致の熱量
終章 インタビュー編
●世にも珍しい豪雪の200万都市のいま
150年前に荒涼とした原野に突如出現した計画都市札幌。2020年に197万人にまで達した大型都市も、新型コロナで潮目が変わった。多数訪れていた外国人観光客はほぼゼロになり、札幌は都市計画の見直しを余儀なくされた。
本書は2020年より、日経北海道面に連載されてきた「北の200万都市 生らサッポロ」を再構成し、アップデートしたもの(「生ら」はvery muchの意)。若手記者がフレッシュな目で見た札幌をレポートする。
●若手が芽吹く。観光も一枚岩に
なかなか200万人に届かなかった札幌に、人口増の目が出てきた。コロナの影響もあり、若手を中心に道外から札幌への移住が目立ってきた。市内のど真ん中に住まなくても、30分も離れれば温泉やスキー場などが存在。市内にはテレワークの施設が増えたり、環境も整いつつある。世界で活躍する起業家も増えつつある。
閑古鳥がなく観光業界にも、新たな試みが起きている。3つもあった観光協会が協力する姿勢がみえる。これまで札幌中心部と、近郊の定山渓温泉に宿泊して夜はすすきので食事しようとすると、別のキャンペーンに申し込む必要があった。利便性を高めようと一枚岩になる動きは続く。
外資ホテルの誘致にも動く。冬は夏に比べて宿泊客が半分になることが、デベロッパーが二の足を生む原因だった。札幌からニセコなど周辺観光地へのアクセス向上に努め、札幌の魅力を高めようと試みる。
激変したコロナ後の札幌のトリセツは、全国の地方都市・読者にとっても参考になる一冊。