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[BOOKデータベースより]
パンデミックはファシズムへのショートカットである。仕掛けられた因果の連鎖に回収されてはならない。終わりの見えない「危機」の最中で、文学の言葉が果たすべきこととは何か―「世界は詩である」という確信から「無血な力」を言葉に呼び込み、イデオロギー言説を迎撃する、抵抗主体としてのクリティークの記録。
1 Status Quo―「普遍理性」の二分法の危地と「コロナ問題」(アメリカン・ヒーローの条件;「掟‐倫理」と「欲望‐享楽」の間 ほか)
[日販商品データベースより]2 Dialogues(やっぱりエロスでいこう―野村喜和夫との対談;詩と写真の交差点―藤原安紀子との対談;いま言語について語ること―『リップヴァンウィンクルの詩学』からはじめて/宇野邦一との対談)
3 Critiques(「批評」というジャンルが問われる―橋爪大三郎『小林秀雄の悲哀』;自由=主体性=公共性が途絶えた後で(断章)―大澤真幸、バトラー、ドゥルーズに出現するフーコーの述語 ほか)
4 Reviews(「文学システム」批判のスペクトラム―ジョ・ヨンイル『柄谷行人と韓国文学』;大阪という対象aが誰かに語り出される―倉橋健一『人がたり外伝 大阪人物往来』 ほか)
パンデミックはファシズムへのショートカットである。仕掛けられた因果の連鎖に回収されてはならない。
終わりの見えない「危機」の最中で、文学の言葉が果たすべきこととは何かーー世界は詩である」という確信から「無血な力」を言葉に呼び込み、イデオロギー言説を迎撃する、抵抗主体としてのクリティークの記録。(主に2020年以降発表の作品を収録)
対談:野村喜和夫/藤原安紀子/宇野邦一