季刊福祉労働 １７２号

障害者・保育・教育の総合誌
特集：インターセクショナリティと批判的実践／就学前の育児不安を地域で受けとめる　

現代書館
福祉労働編集委員会　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2022年04月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784768423721

内容情報

[BOOKデータベースより]

武本花奈―連載インクルーシブに生きる「ふつう」の人　第８回　浅見一志さん
特集１　インターセクショナリティと批判的実践（市川ヴィヴェカ―なぜ今インターセクショナリティなのか？；論考　二木泉―インターセクショナルアプローチを用いて介護を考える；河口尚子―障害女性とインターセクショナリティ　ほか）
特集２　就学前の育児不安を地域で受けとめる（いま地域で起きていること　親・保育・療育・相談支援の声；インタビュー・安藤希代子さん―今こそ親支援を―早期療育・早期発見の陰で；論考　櫻井貴大―インクルーシブな保育に向けて、加配保育者の葛藤と問題　ほか）
連載（安積宇宙―車椅子で宇宙をわたる　第９回　旧優生保護法と私の誕生―障害のある人たちのリプロダクティブ・ヘルス／ライツ；中西由起子―障害者の権利条約とアジアの障害者　第４３回　―事前質問事項と回答―朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の初回報告；長瀬修―障害学の世界から　第９０回　中国と二つの拍手　ほか）
追悼　海老原宏美さん―自分の人生を主体的に生きるために

[日販商品データベースより]

〈特集１〉2022年の最重要概念「インターセクショナリティ」について。アイデンティティの交差性と、それに起因する差別・排除の構造を解消するために、支援者に何ができるか。障害女性がおかれた状況や、恋愛・結婚・性をめぐる経験にも焦点を当てた。いかに福祉がジェンダーや性の視点を欠いているか、痛感してほしい。
〈特集２〉就学前の障害児の子育てをめぐる問題について。加配保育士の不足による幼保での受入れ拒否や、相談場所の少なさによって、障害児サービスの利用が爆発的に増加している。障害児の子育てが「特別」なものにされた結果、地域に対応力がなくなっているのではないか。