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[BOOKデータベースより]
おだやかでユーモアにじむ筆致のなかに浮かぶ、遠い風景と澄明な時。随筆選、全61篇。
*(猿;喧嘩;小さな手袋;地蔵さん;コタロオとコヂロオ;長距離電話;後家横丁;断片;井伏さんと将棋;複製の画;木山さんのこと;チエホフの本;古い本;庄野のこと;障子に映る影)
[日販商品データベースより]**(つくしんぼ;或る日のこと;狆の二日酔ひ;蝙蝠傘;落し物;古い唄;道標;籤;帽子の話;コツプ敷;鰻屋;秋風;虫の声;焚火の中の顔;蕗の薹;窓;辛夷;赤蜻蛉;文鳥;泥鰌;お玉杓子;巣箱;地蔵;ぴぴ二世;鵯の花見;侘助の花)
***(町の踊り場;珈琲挽き;古本市の本;盆栽;夏の記憶;標識燈;「塵紙」;追憶;幻の球場;酒のこと;人違ひ;小山さんの端書;松本先生;日夏先生;昔の西口;想ひ出すまま;古いランプ)
****(倫敦のパブ;遠い人;夢の話)
「小説もいいし、随筆もいいという作家はそんなにいない。先ず浮ぶのは井伏鱒二。その次に、学生のころから井伏さんが好きで師事していた小沼丹がいる」。
「何がそれほど惹きつけるのか。何が親しみと共感のうちにやがて深い喜びと安らぎをもたらすのだろう。誠実味だろうか。腕白とユーモアだろうか。決して愚痴をこぼさない男らしさだろうか。詩的感受性の細やかさだろうか。東西の文学、芸術から吸収して当人の気質に融け込ませてしまった教養の力だろうか。悠々としているところだろうか。つまるところは才能というほかないのである」。(庄野潤三)