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[BOOKデータベースより]
今まさに世界中で、「下から」の告発・実践が立ち現れる時代を私たちは生きている。その告発こそが、支配・被支配関係のなかの暴力や、社会内の矛盾と格差、差別の所在を浮き彫りにする。本書は、「下から」の視線で描かれた日本史・朝鮮史・中国史の論考から東アジア近現代史への再提起を行い、国家権力や支配層、知識人など「上から」の視点で描く歴史像とは違う、民衆の主体的契機を重視する歴史を描き出す。グローバル化した現代においてこそ、改めて民衆を主体に描き、かつ全体性を喪失しない、個別と全体の緊張関係を伴った歴史を構想し直す時なのではなかろうか。
第1部 政治文化・民衆文化・民衆運動(一八六六年丙寅洋擾における倡義活動と地域社会―慶尚道清道の事例を中心に;近代移行期における民乱の政治文化―金星圭「興徳郡乱民取招査案」の分析を中心に;「施される」者たち―性差からみる清末救荒の実相 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 近代化・植民地支配・戦争と民衆(西路電線の架設と維持をめぐる朝鮮社会の反応;「不穏」から「騒擾」への予兆―武断政治期後半における兵站保護と朝鮮民衆;植民地朝鮮における「精神病」―社会的要因に着目して ほか)
第3部 民衆像・他者像への接近(宮崎滔天の浪花節―労働者に大陸浪人の「義侠」を語るとき;川上音二郎の描いた日清戦争―『川上音二郎戦地見聞日記』をもとに;宮武外骨と伊藤博文「暗殺」事件―主に『大阪滑稽新聞』の関連記事を中心に ほか)
今まさに世界中で、「下から」の告発・実践が立ち現れる時代を私たちは生きている。その告発こそが、支配・被支配関係のなかの暴力や、社会内の矛盾と格差、差別の所在を浮き彫りにする。本書は、「下から」の視線で描かれた日本史・朝鮮史・中国史の論考から東アジア近現代史への再提起を行い、国家権力や支配層、知識人など「上から」の視点で描く歴史像とは違う、民衆の主体的契機を重視する歴史を描き出す。グローバル化した現代においてこそ、改めて民衆を主体に描き、かつ全体性を喪失しない、個別と全体の緊張関係を伴った歴史を構想し直す時なのではなかろうか。