[BOOKデータベースより]
世界中で脅威の度合いを増す河川災害。その被害から生命を守るために必要な方策とは?深夜の日本各地に、想定外の津波警報を鳴り響かせたトンガ沖噴火。「未知の津波」の正体とは?巨大噴火による「火山の冬」は、人類社会に災厄をもたらしてきた。トンガ沖噴火が地球気候に与える影響は?近年の世界を悩ませる水害対策研究の最前線や、2022年1月15日にトンガ沖で発生した火山噴火と津波に関する最新の研究報告を特集・掲載する、国際津波防災学会・定期刊行誌の第3巻。
特集 河川災害から命を守る(令和元年東日本台風による水害被害とその対応;津波・河川水害に対応したFLOATING CABINの研究開発;FLOATING VEHICLEの研究開発)
フンガトンガ・フンガハアパイ火山噴火“緊急特集”(フンガトンガ・フンガハアパイ火山の2022年噴火とそれに伴う津波の概要(速報);巨大火山噴火の社会への影響:過去の事例から)
論稿(災害弱者自身が個々の実情に合った避難対策を作成できる方法;津波避難行動を阻害する諸要因―克服の取組みに向けた一考察;ホモ・サケルとしての外国人技術実習生 ほか)
■激甚化する河川災害、世界が注目する巨大噴火を特集する、最新の防災研究書。
世界中で脅威の度合いを増す河川災害。その被害から生命を守るために必要な方策とは?
深夜の日本各地に、想定外の津波警報を鳴り響かせたトンガ沖噴火。「未知の津波」の正体とは?
巨大噴火による「火山の冬」は、人類社会に災厄をもたらしてきた。トンガ沖噴火が地球気候に与える影響は?
第一線の研究者による最新論稿を掲載する、国際津波防災学会の機関誌が、本巻より一般販売を開始。
■フンガトンガ・フンガハアパイ火山噴火 緊急特集
今年1月15日、トンガ王国の沖合で発生した、フンガトンガ・フンガハアパイ火山の大規模噴火(いわゆる「トンガ噴火」)。「津波被害の心配はない」との当初予測にもかかわらず、想定外の津波が発生し、深夜の日本に警報を鳴り響かせた。
この津波は、未知のメカニズムによって発生した「謎の津波」であるという。その正体とは何なのか。
また、過去の巨大噴火が引き起こした気候変動「火山の冬」は、人類の歴史に、どのような災厄をもたらしてきたのか。そして、今回のトンガ沖噴火は、地球気候に影響を及ぼすものなのか。
火山学・気象学の最前線に立つ研究者による最新論文を、本巻に速報として掲載する。
執筆者:
石峯康浩(山梨県富士山科学研究所)
田家康(日本気象予報士会東京支部長)
■特集 河川災害から命を守る
いま世界各地でその脅威を増す、河川災害。人類は歴史的に、水を使えない台地では人口を維持できず、いまも日本の都市の多くは、浸水想定区域に立地している。
本特集では、令和元年、東日本台風により阿武隈川周辺に生じた被害・被災状況の分析から、水害時の防災・減災に必要となる事項が多面的に考察される。
また、かつて河川流域では、被害を防ぐ伝統的技術として、最終段階で建物を「浮かせる」ことで人々の生命を守ってきた。伝統構法の思想に基づく「浮く」構造物の研究報告も掲載。
執筆者:
小浪尊宏(国土技術研究センター 研究主幹)
畔柳昭雄(日本大学理工学部 特任教授)
増田光一(日本大学理工学部 名誉教授)
相田康洋(日本大学理工学部 助教)
居駒知樹(日本大学理工学部 教授)
戎崎俊一(理化学研究所 主任研究員)
江頭満正(理化学研究所 客員研究員)
■気候変動論など多様な観点に基づく最新論文を収録
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