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[BOOKデータベースより]
ノーベル文学賞受賞後、大江健三郎ほど多くの、そして並外れて優れた傑作を書きつづけた小説家はいない。いったい、この底知れない創作力の根源には何があるのか。大江文学に魅了されたフランス文学者が、「女たち」の声を手がかりに、精緻な「読み直し」で大江=世界文学の先見性と深淵に迫る、力作長篇評論!
序章 読みなおすこと
[日販商品データベースより]第1章 『取り替え子』―人生の窮境と小説を書くこと
第2章 『憂い顔の童子』―セルバンテス、ジョイス、古義人
第3章 『さようなら、私の本よ!』―テロとエリオット
第4章 『〓(らふ)たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』―女たちの声
第5章 『水死』―「戦後民主主義」を生きる
第6章 『晩年様式集』―カタストロフィー、そして「最後の小説」
終章 「戦後の精神」について
1994年にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎は、その受賞後に数々の傑作・問題作を書きつづけた、世界的に稀有な小説家だが、とくに2000年の『取り替え子』から東日本大震災を経て2013年に完成した『晩年様式集』へと至る「晩年の仕事」(レイト・ワーク)は、透徹した知性で時代を見据えた予言的で豊饒な作品群である。この、さまざまな文学的技巧やたくらみに満ちた難解な作品群を、ときにセルバンテス、フローベール、プルースト、ジョイス、エリオット、ナボコフ、渡辺一夫、埴谷雄高、大岡昇平らの作品や言葉に触発され、ときに大江の盟友サイードとの友情と文学に導かれながら繙いていく。大江健三郎の真の偉大さを明かす、力作評論。