[BOOKデータベースより]
第1部 産官学民連携による気候変動・エネルギー対策(カーボンバジェットの視点に基づいた地域の脱炭素化に向けた枠組み;地域の温暖化対策と地域発展、地域主体・地域企業の事業参加としくみ ほか)
第2部 産官学民連携による環境教育・地域調査(専門高校農業科におけるSDGs推進の動向と実例;漁村の地域活性化に向けた大学の食文化実習の成果 ほか)
第3部 産官学民連携による健全な消費社会の形成(日本におけるフェアトレードの普及の課題と消費者の役割;「環境化するフェアトレード」の現在―コーヒー廃棄物(カスカラ)の利用を巡る実践 ほか)
第4部 産官学民連携による環境保全型の地域づくり(協働で取り組む流域市街地への「グリーンインフラ」の実装;地域でのコミュニティ・ビジネス推進のための仕組み・体制づくり―滋賀県東近江市の事例から ほか)
公害問題や放射能汚染に象徴される国内外の環境破壊の負の側面をどのように乗り越えるのか。何より、産(産業界)官(行政)学(学術界)民(市民・住民や非営利組織)の幅広いパートナーシップの充実・強化を基点としつつ、よりよい「人間と環境との関係性」を創り出すために力を合わせることが必要とされるだろう。本書では、海外の先進例も含め、多くの具体的実践例を紹介する。「それぞれの立場からの環境創出への活動に役立てくださればと著者一同、心から願っている」(まえがき)。
環境問題を考えるとき、従来、ともすれば「産官」対「学民」と対立してとらえがちであったが、
それを超えて、産官学民のコラボレーションによる「環境創出」≠ニいう課題を設定した。
そこから何が見えてくるか。教訓を次世代へ引き継いでいく問題提起と実践の好書。
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